研究代表者
大賀 祥治(九州大学大学院農学研究院)
研究実施期間
平成17年度~18年度(2年間)
研究の目的・概要
本研究では,農産品副産物を再利用して,希少なキノコであるツクツクボウシタケ,セミタケ(冬虫夏草菌類)の生産システムを確立する。国内発見菌株のうちから,最もキノコの生産量が高い菌株を選抜する。キノコの薬理活性を明らかにするとともに,新規の培地を開発するなど,栽培最適条件を確立する。薬効の高いキノコを量産する生産システムを完成させる。
具体的には,
- 優良菌株の選抜と生育特性の解明
- 新培地の調製法の確立
- 大量生産システムの構築
- キノコの成分分析
- キノコ,キノコ成分の製品化
期待される成果、効果
ツクツクボウシタケ,セミタケ(冬虫夏草菌類)などの高価で稀少価値の高いキノコ類が安定して栽培できる。また,新しい食材が開発されるとともに,サプリメント原料としてコルディセピン含有量が高い製品の量産システムが完成される。