技術コーディネーター
宮下 和夫(国立大学法人北海道大学大学院水産科学研究院)
研究実施期間
平成18年度~22年度(5年間)
研究の概要
海藻や野菜に含まれているキサントフィルの新たな機能として、抗肥満作用、抗糖尿病作用、生体内DHA合成促進活性について詳細を解明する。具体的にはキサントフィルの多機能性の分子機構をニュートリゲノミクス(遺伝子による栄養機能解析)とメタボロミクス(代謝物分析による機能解析)を活用して解明する。また、海藻や野菜の未利用部分から食品等へ有効活用できるキサントフィル含有機能性素材の製造技術を開発し,その製品化を図る。
【コンソーシアムの構成】
- キサントフィルの多機能性の解析と分子機構ならびに機能発現の活性部位の解明
<国立大学法人北海道大学大学院水産科学研究院 宮下 和夫> - キサントフィルの腸管吸収調節因子の解明及びニュートリゲノミクス解析
<独立行政法人農業・食品産業総合研究機構食品総合研究所 長尾 昭彦> - キサントフィル含有素材の安定的な抽出・製造技術の確立と製品化
<協同組合マリンテック釜石 佐々木 荘法> - キサントフィルの体内動態の解析、安全性試験・ヒト治験基盤の確立
<サニーヘルス株式会社 庭野 吉己>
期待される成果、効果
生活習慣病のマルチリスクファクター(肥満、高血圧、血中脂質増大)を軽減する新たな食品成分としてキサントフィルを提案する。