研究代表者(所属機関)
田中 祐志(東京海洋大学)
研究参画機関
東京海洋大学
総合評価
当初目標を達成
講評
極めて新しい観点から大型甲殻類の種苗生産技術を構築する試みであったが、技術的な面で大きな前進があったことは高く評価できる。
3年間という短い時間で多くの新知見を得るなど、当初計画で期待された以上の成果を出しており、かつ、新産業創出につながる優れた基盤データの取得に成功している。
しかし、成果の公表は口頭発表のみにとどまっており、原著論文として公表されることを期待したい。事業化を成功させるためには、さらにポピュラーな種である伊勢エビなどの成功が鍵となるが、曙光が見えたという段階である。ビジネスモデルが成功することを期待して見守りたい。
きめ細かい条件検討を精力的に実施しており、成果との比較では、費用対効果はおおむね妥当と思われる。