生物系特定産業技術研究支援センター

メールマガジン

2012年11月9日号

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◇◆◇ 生研センター(研究資金業務関係)メールマガジン ◇◆◇
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平成24年11月9日発行

本メールマガジンでは、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構生
物系特定産業技術研究支援センター(生研センター)研究資金業務の事業成果
・関連イベント等の情報を配信しております。

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■ 主要トピック
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平成24年10月15日に、国立大学法人 岡山大学ならびに
独立行政法人 農業生物資源研究所 は下記のとおり生研センター等が支援した
研究の成果と、その英科学誌「ネイチャー」への掲載についてプレスリリース
をしました。


『オオムギのゲノム配列の詳細な解読に成功』
- ムギ類の品種改良の加速化に期待 -

岡山大学と生物研が参加した国際コンソーシアムは、オオムギの51億個の塩基
からなるゲノム塩基配列の詳細な解読に成功しました。また、ゲノム塩基配列を
解析してオオムギの様々な特徴を決定する遺伝子を26,159個同定しました。
今回、オオムギの詳細なゲノム塩基配列が明らかになったことにより、
コムギを含めたムギ類全般において、ゲノム情報を利用した育種が可能になり、
病害抵抗性や多収性等を目指した品種改良が加速すると期待されます。

この研究は
生研センター「新技術・新分野創出のための基礎研究推進事業」(H18-22年度)
をはじめ、文部科学省、生物研の支援により行われました。

記事の詳細、お問い合せ先等は

http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/press/20121015/


★ これらの成果は、10月17日付けの科学雑誌Natureに発表されました。

http://www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/full/nature11543.html


【掲載新聞】
10月18日木曜日: 日本農業新聞、日経産業新聞、化学工業日報、山陽新聞
10月22日月曜日: 読売新聞(大阪)


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■ イベントのご案内
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アグリビジネス創出フェア2012(2012/11/14-16)などにおいて、生研センターが
支援する民間実用化研究促進事業の成果などを展示

1.【アグリビジネス創出フェア2012(2012/11/14-16)】

「アグリビジネス創出フェア」は、全国の産学官の機関が有する、農林水産・
食品分野の最新の研究成果等をわかりやすく展示し、研究機関間や、研究機関と
事業者との新たな連携を促す場を提供することを目的として開催する
「技術交流展示会」です。

日 時:平成24年11月14日(水)~16日(金)10時~17時

会 場:東京国際展示場(東京ビッグサイト東6ホール)
東京都 江東区 有明3-10-1

主 催:農林水産省

http://agribiz-fair.jp/

★ 開催中日の15日にはイノベーション創出基礎的研究推進事業
成果発表会2012がメインステージにて行われます。

農林水産省の競争的資金「イノベーション創出基礎的研究推進事業」
の平成23年度終了課題(39課題)のうち特に農林水産業・食品産業における
イノベーションの創出が期待される課題の成果を担当した研究者が紹介します。

[14:35~15:00]
1.イオンビームとゲノム情報を活用した効率的な花き突然変異育種法の開発
〔研究代表者・発表者〕 (独)日本原子力研究開発機構 田中 淳 氏
[研究グループ〕キリンホールディングス株式会社フロンティア技術研究所、
埼玉県農林総合研究センター園芸研究所、国立大学法人東京農工大学、
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構花き研究所

[15:00~15:25]
2.イルカ型対象判別ソナーの開発
〔研究代表者・発表者]
(独)水産総合研究センター 水産工学研究所 赤松 友成 氏
〔研究グループ〕古野電気(株)、(学)東北学院大学

[15:25~15:50]
3.食の安全を目指した作物のカドミウム低減の分子機構解明
〔研究代表者・発表者〕
(国)東京大学大学院農学生命科学研究科 西澤 直子 氏
〔研究グループ〕(独)農業環境技術研究所、(独)農研機構 野菜茶業研究所

[15:50~16:15]
4.植物ウイルスの媒介昆虫・植物間応答機構の解明と制御技術の開発
〔研究代表者・発表者〕
(独)農研機構 中央農業総合研究センター 大村 敏博 氏
〔研究グループ〕(独)農業生物資源研究所


発表の内容についてはこちらをご覧下さい。

http://agribiz-fair.jp/presentation/

★ この会場内の「人を創るゾーン」生研センターのブースにおいて、
民間実用化研究促進事業(生物系特定産業技術に関する実用化段階の試験及び
研究を民間企業等に委託する事業)の成果等を展示します。
ご来場の際には、ぜひ当センタ-の展示コーナーにお立ち寄り下さいます
ようご案内いたします。


2.【東北地域アグリビジネス創出フェア2012】

日 時:平成24年12月5日(水)10:30~17:30
会 場:仙台市情報・産業プラザ
多目的ホール、展示ホール(アエル5階)
主 催:東北地域農林水産・食品ハイテク研究会、農林水産省東北農政局

http://tohoku-hightech.jp/H24aguriyouryou.pdf(現在リンク切れ)


3.【2012アグリビジネス創出フェア in Hokkaido】

日 時:平成24年12月 7日(金)10:00~17:00
12月 8日(土)10:00~16:00
会 場:サッポロファクトリー(アトリウム、ファクトリールーム、
これらは同一施設内にあり隣接しています)
主 催:NPO法人グリーンテクノバンク、農林水産省

http://www.gtbh.jp/news/abf/2012/24-abf-poster.pdf


4.【アグリビジネス創出フェア2012 in 東海】

日 時:平成24年12月18日(火)10:30~17:00
12月19日(水)10:00~15:30
会 場:名古屋大学 野依記念学術交流館
(名古屋市千種区不老町)
主 催:NPO法人東海地域生物系先端技術研究会、農林水産省

http://www.biotech-tokai.jp/acv/pdf/24chirashi.pdf

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■ 最近新聞等で取りあげられた生研センターが支援する研究開発成果
(平成24年10月 新聞見出し)
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● トマトジュース息長く 「肥満解消に効果」途切れぬブーム
売り上げ 震災前の倍 (10月17日毎日新聞掲載)
京都大 ほか
「生物系産業創出のための異分野融合研究支援事業」
(平成17年度~21年度)成果

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■ 農研機構関連の公募・イベントのご案内
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◇ イベント(生研センター 農業機械化促進業務)

農業機械学会シンポジウム 「第17回テクノフェスタ」

農業機械に関係する技術者,研究者の技術力の向上ならびに交流と親睦
のために平成8年から始まった「テクノフェスタ」は今年度も
生研センター(さいたま市)において開催いたします。
産官学から多数の方々のご参加をお待ちしております。

http://www.naro.affrc.go.jp/event/list/2012/10/044380.html

開催日時
2012年12月7日(金曜日) 11時00分~20時00分 受付 10時00分~

場所:(独)農研機構 生研センター さいたま市北区日進町1-40-2
主催:農業機械学会

<参加申込み・問い合わせ先>
生研センター 皆川啓子(第17回テクノフェスタ実行委員会)
E-mail:technofesta2012@ml.affrc.go.jp
Tel:048-654-7110 Fax:048-654-7135


◇ イベント (農研機構)

2012年度第4回 農研機構産学官連携交流セミナー
『高品質な花きを安定的かつ効率的に生産するための最新技術』

日時: 2012年12月11日(火曜日)13時30分~16時30分
会場: 日本教育会館707号会議室
東京都千代田区一ツ橋2-6-2

http://www.naro.affrc.go.jp/event/list/2012/10/044371.html

参加費:無料(先着60名) ※現時点でまだ余裕があるとのこと。
主催:農研機構

<申込み・問合せ先>
農研機構連携広報センター
産学官連携コーディネーター 有田
〒305-8517 茨城県つくば市観音台3-1-1
Tel.029-838-7698 Fax.029-838-8982
Mail joint_research@naro.affrc.go.jp

◇ 公募(農研機構)

放射性物質吸着資材に関する効果実証試験の実施
- 民間等から試験対象資材を公募 -

農研機構は、試験対象資材を公募し、土壌中の放射性セシウムを吸着できる
民間資材を明らかにするための実証試験を実施します。

公募期間は平成24年11月13日(火曜日)まで。

応募対象
民間事業者等(応募資格要件あり)

http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/naro/044379.html

<申請書に関する問い合わせ先>
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 担当:木村 武
Tel 029-838-7199、Fax 029-838-8525
E-mail:kimurat@affrc.go.jp