プレスリリース
(お知らせ)ICT環境情報システムで地域ブランド野菜産地の強化

情報公開日:2021年9月30日 (木曜日)

ポイント

  • 新規就農者など農業の経験の浅い方でも、ICT(情報通信技術)環境情報システムを活用して、熟練農家並みに野菜の栽培管理を行うことが可能な技術が確立されました。
  • このシステムを導入した実証試験では、ブランド京野菜「万願寺トウガラシ」と徳島県の春夏ニンジンで、収量増加や品質向上につながりました。

概要

生研支援センターでは、農林水産業や食品産業の分野で新産業の創出や技術革新を目指す研究に資金を提供しており、得られた研究成果を広く知っていただくため、研究成果を分かりやすく紹介する取組を実施しています。

今回、紹介する研究成果は、スマートフォンでハウス内の温度等のデータを確認しながら、ハウス内の気温や湿度を調節し、野菜の増収や品質向上を目指す「ICT環境情報システム」です。
このシステムを活用することで、新規就農者など農業の経験の浅い方でも、熟練農家のような栽培管理を行うことが可能になるものと期待されています。
このシステムを導入した実証実験では、栽培管理の難しいブランド京野菜「万願寺トウガラシ」や全国有数の産地である徳島県の春夏ニンジンで、収量増加や品質向上につながる結果が得られました。
また、こうした成果を普及させるための標準作業手順書も作成され、農研機構のホームページで公開されています。

詳しい内容は以下のURL又は別紙をご覧ください。
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/contents/fukyu/episode/episode_list/143870.html

これまでに紹介した研究成果は以下のURLをご覧ください(全28話掲載)。
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/contents/fukyu/episode/index.html