プレスリリース
(お知らせ)戦略的イノベーション創造プログラム(第3期)課題「豊かな食が提供される持続可能なフードチェーンの構築」研究開発提案の公募について

情報公開日:2023年4月14日 (金曜日)

ポイント

  • 生研支援センターは、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の第3期の課題である「豊かな食が提供される持続可能なフードチェーンの構築」に係る研究開発提案の公募を本日から開始します。

1. 概要

戦略的イノベーション創造プログラム(以下「SIP」という。)は、基礎研究から社会実装までを見据えて研究開発を一気通貫で推進し、府省連携による分野横断的な研究開発、及びその成果の社会実装に産学官連携で取り組むことを推進しており、令和5年度からSIP第3期が開始されます。

今回、課題の一つである「豊かな食が提供される持続可能なフードチェーンの構築」(以下「本課題」)に係る研究開発提案を公募します。

2. 公募する研究の内容

(1)名称 : 第3期戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)

(2)課題名「豊かな食が提供される持続可能なフードチェーンの構築」
(プログラムディレクター:松本 英三(株式会社J-オイルミルズ 取締役常務執行役員))

(3)内容 : 本課題では、"豊かな食"を国民全体の食の安全・安心が担保され、日々の活力ある生活に繋がる食事を摂取できる状態と定義し、"豊かな食が提供される持続可能なフードチェーンの構築"を目指した研究開発を行います。

研究開発項目は、以下A~Eの5つであり、応募に当たっては研究開発項目ごとの全体を対象とする包括提案と、一部の技術等についての提案を受け付けます。

研究開発項目
A.植物性タンパク質 (大豆) の育種基盤構築と栽培技術確立
①高収量・高品質品種創出のための統合解析型育種プラットフォームの開発
②作出品種の高度化のためのゲノム編集等技術の開発
③品種ポテンシャルを引き出す栽培技術体系の確立と環境再生型栽培体系の確立
B.肥料の国内循環利用システム構築
①未利用資源の地域資源循環モデルの確立
②未利用資源由来の窒素、カリウム回収及び肥料化技術の開発
C.動物性タンパク質(水産物)の次世代養殖システム構築
①生産性向上のためのリアルタイム飼育管理システムの開発
②養殖拡大のための大規模養殖技術の高度化
③魚粉に依存しない魚種創出のための育種改良プラットフォームの確立
D.国産大豆等を利用した豊かな食設計システムの開発
①個々人の体調、嗜好、習慣等に応じた最適食材の組み合わせ解析のためのデータ収集・データベースの構築
②豊かな食設計システムの開発
E.行動科学のアプローチを用いた質の高い食生活の実現に向けた研究開発
①生産・流通・消費における科学技術活用パーセプションギャップ解消
②多様なタンパク質を選択できる食生活の改善に向けた手法開発

3. 公募期間

2023年4月14日(金曜日)~2023年5月18日(木曜日)12:00

4. 公募の詳細について

生研支援センターホームページ(以下のURL)を参照願います。
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/sip/sip2/koubo/2023.html