プレスリリース
(お知らせ)令和6年度当初予算「次世代スマート農業技術の開発・改良・実用化」の公募開始

情報公開日:2024年6月 7日 (金曜日)

ポイント

  • 令和6年度当初予算「次世代スマート農業技術の開発・改良・実用化」を実施するため、委託研究課題を公募します。
  • スマート農業技術の開発が必ずしも十分でない品目や分野について、民間企業(農業機械メーカーやICT ベンダー等)、生産者、研究機関等が連携して行う技術の開発・改良を支援します。

1. 事業の趣旨

高齢化等による担い手不足が深刻化する中、我が国の農業の成長産業化に向けては、ロボット技術やAI、IoT 等の先端技術を活用した「スマート農業」の実現により、生産性向上や労働力不足の解消を図る必要があります。

このため、生研支援センター(BRAIN)は、スマート農業技術・機器の開発が必ずしも十分でない品目や分野について、予め指定された技術(公募対象技術)を対象に、生産現場のスマート化を加速するために必要な農業技術の開発・改良を支援する「次世代スマート農業技術の開発・改良・実用化」の公募を実施します。

2. 公募の内容

スマート農業技術の開発が必ずしも十分でない品目や分野(野菜(露地野菜/施設園芸)・果樹・土地利用型作物)において、公募対象技術の技術開発や改良を支援します。

(1)公募をする研究の内容
①「革新的シーズ開発実現・栽培体系改良型」
現場ニーズがあるものの、これまで開発・実用化ができていない技術について、先端技術を有する研究機関の革新的シーズを用いて実用化を目指す研究と、スマート農業機械に対応した圃場への転換、品種・樹形の選定、流通・販売も見据えた栽培体系の構築につながる研究を合わせて実施。
②「現場ニーズ改良実現・栽培体系改良型」
これまで実用化が極めて限定的であり、現場ニーズを踏まえた改良等により、地域での様々な品目への実用化の可能性が高い改良研究と、スマート農業機械に対応した圃場への転換、品種・樹形の選定、流通・販売も見据えた栽培体系の構築につながる研究を合わせて実施。

(2)研究期間 : 3年以内(令和9年3月末まで)

(3)委 託 費 : (上限額)
①「革新的シーズ開発実現・栽培体系改良型」 : 1.8億円/年
②「現場ニーズ改良実現・栽培体系改良型」 : 1.4億円/年

3. 公募期間

令和6年6月7日(金曜日)から7月5日(金曜日)12時(正午)まで

4. 公募の詳細について

応募の要件や具体的な公募対象技術等については、生研支援センターホームページ(以下のURL)を参照願います。
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/smart-nogyo/offering/koubo/2024-2.html