プレスリリース
(お知らせ)成果事例こぼれ話 第60話の公表(野生鳥獣の捕獲情報を管理するアプリケーション「スマートHOKAKU」)

情報公開日:2024年11月13日 (水曜日)

ポイント

  • 野生鳥獣の捕獲情報を管理するアプリケーション「スマートHOKAKU」が開発され、これまでに198の市町村に導入されました。
  • 本アプリを利用して捕獲従事者が捕獲情報をスマートフォンに入力すると、自動的にクラウド上に蓄積され、リアルタイムで市町村と情報共有することができます。解体処理施設や食品事業者にも情報が共有され、捕獲個体の効率的な受入と正確な在庫管理が可能になります。捕獲情報の見える化、作業の効率化により、ジビエの消費増加にもつながることが期待されています。

概要

生研支援センターでは、農林水産業や食品産業の分野で新事業の創出や技術革新を目指す研究に資金を提供しており、得られた研究成果を広く知っていただくため、研究成果を分かりやすく紹介する「成果事例こぼれ話」を作成・公表しています。

今回紹介するのは、長崎県農林部農山村対策室(現:農山村振興課)を代表機関とする研究グループが、野生鳥獣の捕獲情報を管理するアプリケーション「スマートHOKAKU」を開発し、これまでに198の市町村に導入されている事例です。

通常、野生鳥獣の捕獲情報(写真、捕獲場所・日時・捕獲個体情報等)は、捕獲従事者が書類で市町村に提出し、市町村担当者がその情報を確認し、集計・管理していますが、本アプリを利用することで、捕獲従事者がスマートフォンに入力するだけで、リアルタイムで市町村と共有することができるようになりました。

入力された捕獲情報は、解体処理施設や食品事業者とも共有されるため、捕獲個体の効率的な受入や正確な在庫管理が可能になります。捕獲情報の見える化、作業の効率化により、ジビエの消費増加にもつながるものと期待されています。

詳しい内容は以下のURL又は別紙をご覧ください。
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/contents/fukyu/episode/episode_list/166482.html

これまでに紹介した研究成果は以下のURLをご覧ください(全60話掲載)。
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/contents/fukyu/episode/index.html