生物系特定産業技術研究支援センター

SIP

「SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)次世代農林水産業創造技術」の公募研究における審査結果について

生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター)が管理法人をつとめる、SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)課題「次世代農林水産業創造技術」における、包括提案の研究代表者および技術提案の研究代表者が確定しました。
SIPは、府省・分野の枠を超えた横断型のプログラムであり、総合科学技術・イノベーション会議が対象となる課題を特定し、予算を重点配分します。課題ごとにPD(プログラムディレクター)を選定し、基礎研究から出口(実用化・事業化)までを見据え、規制・制度改革や特区制度の活用なども視野に入れて推進していくものです。
本課題では、PD(西尾健 法政大学生命科学部教授)のもと、従来技術では成し得なかった、【1】 農業のスマート化、【2】 画期的な商品の提供、【3】 新たな機能・価値の創造の3つの技術革新を実現します。
これらの新技術や成果を、政策と一体的に現場や市場に展開することにより、新規就農者の増大、農業・農村全体の所得増大を図るとともに、農山漁村の維持・発展に貢献します。また、食生活等を通じた国民生活の質の向上を図ります。
さらに、企業との連携により、関連産業の海外展開を含めた事業拡大を図るとともに、世界の食料問題解決に寄与します。
今回、平成26年度新規研究課題の公募を行ったところ、産官学各界の研究者から78件の応募がありました。募集締め切り後、外部有識者からなる評議委員会において書類審査と面接審査を実施しました。
その結果、西尾健PDおよび内閣府の了承を経て包括提案の研究代表機関19機関と技術提案の研究代表機関16機関が決定しました。
また、包括提案と技術提案から構成し、包括提案の研究代表機関が代表をつとめる19コンソーシアムを設立することとしました。