掲載日 : 2023年2月2日(木曜日)
2023年1月13日(金曜日)SIPスマートバイオ産業・農業基盤技術(以下SIPバイオ農業)の成果報告会が開催されました。今回は初の試みとして、メタバース空間を利用したプレゼンテーションとブース展示が行われました。
メイン会場では、内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局 プログラム統括 須藤 亮氏の開会の挨拶に続き、小林憲明プログラムディレクターから、SIPバイオ農業の目指す食のサステナビリティーの意義とSIPバイオ農業の取り組みのハイライトが紹介されました。基調講演として、農林水産省の齊賀 大昌氏からみどりの食料システム戦略について、同じく森 幸子氏から食品ロス削減および食品リサイクル推進について紹介をいただきました。
ゲストトークステージでは2つのセッションが行われました。「野菜作りの楽しさから日本の農業の未来を聞く」と題したセッションでは、自身でも家庭菜園や京野菜づくりなど農業に取り組む杉浦太陽氏が農業の楽しさについて語り、農研機構の原田久富美氏と自動化農機などのデジタルを活用したスマート農業技術について対談しました。もう一つのセッションでは「美と健康、生きる力」と題し、タレント・実業家の武藤 千春氏とライフスタイルクリエイター・モデルとして活躍される未来リナ氏が、農業や農村暮らしの楽しさ、野菜づくりや食にこだわるライフスタイルをテーマに対談しました。
各研究コンソーシアムからは、「品種開発の技術はここまで進んでいる!」「食料安全保障に貢献するスマート農業技術」「データ連携に基づく食品流通の新たなプラットフォーム」「食を通じて健康維持増進をはかる」「バイオ資源から価値を生み出し、循環させる」「複雑で多様なデータの山からの新たな知識の獲得に向けて」と題してSIPバイオ農業における研究成果の紹介が行われ、農林水産省 農林水産技術会議事務局 研究総務官 山田 広明氏から閉会の挨拶をいただきました。
展示会場では、各ブースで研究成果の展示が行われました。メタバース空間での発表会は、参加者がアバターを操作して拍手や周囲の参加者と会話ができたり、同じくアバターで参加している研究者へ直接質質問ができたりすることで、バーチャルでありながら会場での展示に近い体験ができるものとなりました。
会場の様子
アーカイブ
当日の小林プログラムディレクターと各研究コンソーシアムのプレゼンテーションの動画をこちらでご覧いただけます。
https://www.youtube.com/channel/UCitgzxheRl8mBevOlHE4JYQ
展示ブースの資料はこちらからダウンロードできます。
- 展示1 : バイオ関連のバリューチェーンデータ基盤の構築
- 展示2 : 育種の効率化
- 展示3 : 農業生産のスマート化
- 展示4 : スマートフードチェーンプラットフォームukabisの構築
- 展示5 : 食によるヘルスケア産業の振興
- 展示6 : 農業未利用資源の利活用
SIPバイオ農業成果報告会『「食のサステナビリティー」と「循環型社会」への取組 in メタバース』の概要
開催日時 | 2023年1月13日(金曜日)10:00~17:00 アーカイブ配信(2023年1月14日~20日) |
場所 | メタバース空間 |
参加者数 | 延べ871人 |
プログラム詳細 | https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/press/20221216_press_besshi-SIP.pdf |