生物系特定産業技術研究支援センター 研究資金業務

異分野融合研究支援事業

2008年度 事後評価結果

天敵誘引剤・活性化剤を用いた害虫管理

研究代表者

高林 純示(国立大学法人京都大学生態学研究センター)

研究参画機関

  • 国立大学法人京都大学生態学研究センター
  • 丸紅株式会社

総合評価

当初目標を達成

コメント

天敵の誘引剤・活性化剤開発という今までにないユニークなプロジェクトである。ハチクール、ハチゲンキの効果についての地道な取組み、現場との交流の中での「ソフト」の開発・作成など研究室内とは全く異なる活動を積極的にこなし、ベンチャー創業へ向けて着実に進んでいる。しかし、農薬登録のハードルは決して低くはない。本プロジェクト期間中、特許の出願および、原著論文の報告がなされていないことは残念なことであり、早急な論文化を期待したい。

評価基準に照らし合わせると、評価は低くなるが、減農薬への消費者の期待は大きく、迅速なビジネス化に努めてもらいたい。