技術コーディネーター氏名及び所属
横田 篤(北海道大学 大学院農学研究科)
山内 宏昭((独)農業・生物系特定産業技術研究機構北海道農業研究センター)
具体的な研究内容
これまでうどんに利用されていた北海道産秋播小麦の用途を広げるため、超強力・強力小麦品種の開発、その特性を活かした各種食品の専用粉の調製技術の開発等を基礎にして、100%国産小麦のパン、利便性の高い即席めん等の新食品の開発を行う。
(コンソーシアムの構成)
- めんに風味等を与えるアルカリ耐性発酵微生物の分離、育種
北海道大学大学院農学研究科 - 超強力・強力小麦粉に含まれる特異的なタンパク質の特定及び解析
(株)北海道グリーンバイオ研究所 - 超強力・強力小麦粉の加工適性の解明と用途別の最適ブレンド技術の開発
(独)農業・生物系特定産業技術研究機構 北海道農業研究センター - 超強力・強力小麦の製粉技術、各種食品用途別専用小麦粉の調製技術の開発
(株)江別製粉 - すぐに食べられて、のびない即席めん(発酵めんも含む)の開発
(株)東洋水産 - 熟期が早く、多収量で、加工適性のある超強力・強力秋播小麦の開発
(独)農業・生物系特定産業技術研究機構 北海道農業研究センター
予想される成果、効果
北海道産小麦を原料とし、消費者に好まれる食品(パン、即席麺等)が開発される。これにより、うどんに利用されてきた北海道産秋播小麦の新たな用途が開け、需要が拡大されることにより、小麦生産農家の経営安定への貢献、北海道に根ざした食品産業の創出等が期待できる。