生物系特定産業技術研究支援センター 研究資金業務

異分野融合研究支援事業

2003年度 採択された研究課題

高度リン酸化澱粉及びアントシアニン色素を含有する馬鈴薯を用いた機能性食品の開発

技術コーディネーター

野田 高弘
野田 高弘
((独)農業・生物系特定産業技術研究機構 北海道農業研究センター)

具体的な研究内容

高度リン酸化澱粉とアントシアニン色素を含有する馬鈴薯を利用して、それらの両成分の機能性に注目し、食品素材としての有用性を調べるとともに、これらの特性を最大限に引き出す加工技術を開発し、機能性に富んだレトルト食品、スナック、ビール、発泡酒等の食品・飲料を開発する。

【コンソーシアムの構成】

  • 原料馬鈴薯の選定及び高度リン酸化澱粉・澱粉粕の利用技術を開発する。
    <独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構>
  • 高度リン酸化澱粉の健康機能性を解明する。
    <藤女子大学>
  • 高度リン酸化澱粉粕及びアントシアニンの健康機能性を解明する。
    <帯広畜産大学>
  • 高機能性馬鈴薯を用いて、レトルト、スナック等の食品を開発する。
    <ハウス食品株式会社>
  • 高機能性馬鈴薯を用いた飲料開発のための基礎試験を行う。
    <東京農業大学>
  • 高機能性馬鈴薯を用いたビール、発泡酒等の飲料を開発する。
    <十勝ビール株式会社>

期待される成果、効果

北海道産馬鈴薯を原料に、新たな機能性を備えた付加価値の高い食品を供給することで、生産者、実需者、それから健康志向にある消費者の要望に応え、これによって北海道地域の経済発展に寄与できる。

高度リン酸化澱粉及びアントシアニン色素を含有する馬鈴薯を用いた機能性食品の開発