技術コーディネーター
向山 洋(三洋電機株式会社)
研究実施期間
平成16年度~17年度(2年間)
研究の目的・概要
本研究は自然冷媒を用いた原乳冷却機と、その排熱を給湯機に利用するシステムを開発し、これらによって熱の有効利用を図った環境に優しい省エネルギーシステムを実用化し、事業化することを目的とする。
上記の研究目的を達成するため、以下の3つの研究を行う。
- (1)二酸化炭素冷媒の原乳冷却機の開発
- (2)原乳冷却機の排熱を給湯機に利用するシステムの開発
- (3)製品化技術の開発
期待される成果、効果
環境負荷にならない牛乳冷却と、それによって生じる排熱から70°C以上の高温水を生成する省エネルギーシステムが開発される。この成果を事業化することによって、本システムを入手した酪農家は高品質な牛乳を低エネルギーコストで生産することができる。また、このシステムの普及が進めば、オゾン層や温暖化防止など地球環境の保護に貢献することができる。