技術コーディネーター
井上 浩義(久留米大学医学部)
研究実施期間
平成16年度~17年度(2年間)
研究の目的・概要
本研究は、チーズを作る過程で副生産されるチーズホエイから、感染防御因子タンパク質であるラクトフェリンおよび免疫グロブリンGを、簡便、安価、ならびに高純度に抽出する技術の工業化を確立する。
得られた感染防御因子タンパク質を、新規医薬品および化粧品として販売する。ならびに、確立された技術の移転を目的とした新事業を早期に創出することを目的とする。
本研究においては、製造方法として、新たに簡易で小型の装置を用いて、感染防御因子タンパク質をワンステップで抽出可能とする。また、チーズホエイの抽出法を変えることによって、従来のラクトフェリンあるいは免疫グロブリンGとは異なる効果を有するタンパク質が得られることが期待される。
期待される成果、効果
起業によって以下のような商品およびサービスを提供する。
- 感染防御因子タンパク質の製造および販売
- 感染防御因子タンパク質の製造技術の移転事業
- 感染防御因子タンパク質の医薬品としての技術の移転事業
- 感染防御因子タンパク質含有乳清化粧品の製造および販売