研究代表者
太田 英明 (中村学園大学栄養科学部)
研究実施期間
平成18年度~19年度(2年間)
研究の目的・概要
沖縄本島北部を中心に生産されているシイクワシャー(カンキツの1種)を活用して、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を予防する食品を開発する。
これまでのヒト介入試験によって、シイクワシャーが血糖抑制作用や脂肪量低減作用などの生理作用をもち、特に血糖抑制作用はインスリン抵抗性(耐糖能)の改善に基づくことが明らかにされた。その有効成分の1つに果皮に高濃度で含まれるノビレチン(フラボノイド類の1種)がある。そこで本研究では、シイクワシャーの搾汁残渣物を活用した食素材を製造し、それらによる血糖抑制・脂肪量低減作用などメタボリックシンドロームに対する予防効果を動物レベルおよびヒトレベルで実証するとともに、サプリメントや飲料等の最終製品を完成させる。
期待される成果、効果
シイクワシャー食素材を用いてヒトでのメタボリックシンドローム予防の有効性を実証するとともに、サプリメントや飲料等の加工食品を完成させ提供する。