生物系特定産業技術研究支援センター

イノベーション創出強化研究推進事業

2022年農業技術10大ニュースに「振動でトマト害虫を防除-コナジラミ類の発生抑制・トマトの授粉促進による安定生産へ-」が選定(イノベーション創出強化研究推進事業の成果)

掲載日 : 2023年1月11日(水曜日)

概要

農林水産省の「2022年農業技術10大ニュース」に選定された当該研究では、トマトの害虫であるコナジラミ類に対して振動を利用した防除技術を開発し、振動装置を設置したトマト栽培施設において、振動が害虫の発生を抑制することを解明しました。さらに、振動はトマトの授粉を促進するため、害虫防除と授粉のダブル効果が期待されます。

本成果により、トマト栽培における化学農薬使用量の低減とともに、安定生産への貢献が期待されます。
https://www.affrc.maff.go.jp/docs/press/221226.html (外部リンク : 農林水産省ウェブサイト)
※TOPIC 6を参照。

当該研究グループは、電気通信大学(代表機関)、九州大学、琉球大学、森林研究・整備機構、農業・食品産業技術総合研究機構、兵庫県立農林水産技術総合センター、宮城県農業・園芸総合研究所、神奈川県農業技術センター、静岡県農林技術研究所、日本工業大学、東北特殊鋼株式会社で構成されています。

関係する生研支援センターの事業

本研究開発には、生研支援センターのイノベーション創出強化研究推進事業「害虫防除と受粉促進のダブル効果!スマート農業に貢献する振動技術の開発」(令和2年度~令和4年度)が活用されています。
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/innovation/theme/files/06_inov_saiyou_R02_kiso06_02006A.pdf