生物系特定産業技術研究支援センター 研究資金業務

イノベーション創出基礎的研究推進事業(終了)

2008年度 採択された研究課題

ヘアリーベッチ導入大豆栽培の多収機構解明と栽培技術の確立

研究代表者氏名及び所属

佐藤 孝
佐藤 孝(公立大学法人秋田県立大学生物資源科学部)

研究実施期間

平成20年度~22年度(3年間)

研究の趣旨・概要

国内大豆生産では、排水不良による低収量や田畑輪換継続による地力低下が問題となっている。これまでの研究で、マメ科のヘアリーベッチを優良根粒菌(Y629株)を接種して植栽すると、排水性向上や地力増強により大豆が増収することが分かった。本研究では、優良ヘアリーベッチ根粒菌Y629株の生理的・遺伝的特徴を解明するとともに、ヘアリーベッチ植栽による土壌環境変化に対する大豆の生理的応答を解析する。

研究項目及び実施体制(()は研究担当者)

  • ヘアリーベッチ優良根粒菌Y629株の生理的特徴と遺伝的特徴の解明
    (公立大学法人秋田県立大学生物資源科学部 佐藤 孝)
  • ヘアリーベッチ植栽による土壌環境変化と大豆の生理的応答の解明
    (公立大学法人秋田県立大学生物資源科学部 佐藤 孝)

期待される成果、効果

ヘアリーベッチ根粒菌の多様性やY629株の特徴を明確にし、根粒菌の効果的な接種技術開発に役立てる。また、土壌環境変化に対する大豆の応答を解明し、ヘアリーベッチを導入した大豆増収技術創出に貢献する。

ヘアリーベッチ導入大豆栽培の多収機構解明と栽培技術の確立