研究代表者氏名及び所属
染谷 信孝
(独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構北海道農業研究センター)
研究実施期間
平成22年度~24年度(3年間)
研究の趣旨・概要
ジャガイモは病害防除を目的とした化学農薬使用量が多く、その低減化技術の開発が求められている。その一つとして、有用微生物による生物防除技術が期待されているが、野外での効果不安定性が問題となっている。本研究では、ジャガイモ関連細菌相の網羅的解析および生物農薬候補細菌株の選抜と機能解析を行う。特に、細菌の包括的機能制御機構であるクオラムセンシングシステムおよびその制御下にある抗菌物質生合成能の解析を行い、ジャガイモ植物上における生物農薬候補微生物と周辺微生物との相互作用を解明するとともに、これに基づいて、生物防除の効果不安定性の原因解明および解決法の開発を目的とする。