生物系特定産業技術研究支援センター 研究資金業務

イノベーション創出基礎的研究推進事業(終了)

2010年度 採択された研究課題

微生物発酵法による植物アルカロイド生産と生薬開発への応用利用

研究代表者氏名及び所属

南 博道
(石川県立大学生物資源工学研究所)

研究実施期間

平成22年度~24年度(3年間)

研究の趣旨・概要

植物の産生するアルカロイドは生理機能、薬理機能が多種多様で医薬品として幅広く利用されている。しかしながら、植物体に含まれるアルカロイドは乾燥重量の数パーセントにも満たず、植物体の生育には数ヶ月~数年を要するため、その効率的な生産は容易ではない。
そこで、本研究課題では、微生物発酵法による効率的なアルカロイド生産システムの構築を目的とする。アルカロイドの中でも、医薬原料として重要なケシアルカロイドや、マグノフロリンやサンギナリンを始めとした生薬有効成分の生産を行い、生薬資源の効率的な利用を検討する。