研究代表者氏名及び所属
吉川 信幸
(国立大学法人岩手大学農学部)
研究実施期間
平成23年度~27年度(5年間)
研究の趣旨・概要
本研究は、植物潜在性ウイルスの1種であるリンゴ小球形潜在ウイルス(ALSV)が有する機能、すなわち非病原性(潜在性)であること、高いウイルス誘導ジーンサイレンシング(VIGS)誘導能を有すること、バラ科果樹やウリ科、マメ科、ナス科植物など広い宿主域を持つことを利用して、リンゴやナシの早期開花技術、果樹類の遺伝子機能解析技術(RNAi)、難防除植物ウイルス病防除のためのワクチンの迅速作出技術、そしてヒトの「食べるワクチン」発現用ウイルスベクターの開発に取り組む。これにより、わが国独自の、植物潜在性ウイルスの機能を利用した生物系特定産業の新技術創出基盤を確立することを目的とする。