生物系特定産業技術研究支援センター 研究資金業務

イノベーション創出基礎的研究推進事業(終了)

2011年度 採択された研究課題

表面プラズモン共鳴法を利用した食物アレルギー診断技術の開発

研究代表者氏名及び所属

柳瀬 雄輝
(国立大学法人広島大学大学院医歯薬学総合研究科)

研究実施期間

平成23年度~25年度(3年間)

研究の趣旨・概要

食物アレルギーは卵、牛乳、小麦に代表される食物の摂取により誘発され、食中毒や有害物質の混入とならび、食の安心・安全を脅かす要因である。また、食物アレルギーは乳幼児に多く、時に生命に関わるため、正確な食物抗原(アレルゲン)の同定と過敏性の程度の把握は極めて重要である。しかしながら、現行の原因抗原特定法は、多くの血液が必要、時間がかかる、危険をともなう、信頼性が低いなどの問題点がある。そこで本研究では、微量血液を使って、アレルギーを誘発する食物アレルゲンを迅速・正確に同定することのできる、次世代アレルギー診断技術を確立する。