研究代表者氏名及び所属
越智 幸三
(学校法人鶴学園 広島工業大学 情報学部)
研究実施期間
平成23年度~24年度(2年間)
研究の趣旨・概要
日本はこれまで世界トップレベルの微生物育種技術を誇ってきたが、組換えDNA技術の活用に対する社会のコンセンサスが得られにくいことから、従来技術の延長にありながらも革新性を備えた育種技術が強く求められている。本研究では、遺伝情報の転写と翻訳を制御する「リボゾーム工学」と、その複製を制御する「不均衡変異導入法」とを融合させることによって相乗効果を生み出し、従来の化学変異剤を用いた突然変異処理の枠を超えた斬新な微生物育種技術を構築する。かつ、生物系特定産業の現場における工業化株あるいは野生株のさらなるレベルアップの事例を示してゆく。