生物系特定産業技術研究支援センター

新技術・新分野創出のための基礎研究推進事業

2000年度 中間評価結果

酸性土壌における生産性向上を目的とした植物のアルミニウム耐性機構の解明と耐性植物の作出

(岡山大学資源生物科学研究所 松本英明)     

評価結果概要

全体評価

本研究は、酸性土壌の主要な植物生育阻害因子であるAlを対象に、その耐性機構の解明と耐性植物の作出を目的としている。これまで、Al耐性機構の解明については、種々な側面から総合的に取り組み、ほぼ計画に沿って順調に進捗しており、国際的レベルの生理・生化学的な成果が得られているが、しかし、インパクトの強い成果というには後少しの感がある。
研究後半では、”総合性”よりも分子レベルでの機構解明によって、ブレークスルーをもたらす可能性の強いテーマを重点的に推進して、独創的でインパクトの強い研究成果を目指すことを期待したい。