生物系特定産業技術研究支援センター

新技術・新分野創出のための基礎研究推進事業

2006年度 採択された研究課題

クロマチン構造と細胞周期制御による高等植物の高効率・高精度遺伝子操作技術の開発

研究代表者氏名及び所属

土岐 精一
土岐 精一
(独立行政法人農業生物資源研究所)

研究実施期間

平成18年度~22年度(5年間)

研究の趣旨・概要

高等植物において、ジーンターゲッティング(GT)により、ピンポイントで遺伝子操作を行い、社会的受容性の高い新規植物を創生することは、今後の食糧問題の解決や植物産業の発展のために不可欠である。研究代表者らはこれまでにGTにより作物(イネ)のゲノムをピンポイントで改変することに成功している。
本研究では、高等植物のクロマチン構造と細胞周期を制御する斬新なアイデアにより、また動植物の当該分野の研究者が共同で取り組むことにより、高効率・高精度のジーンターゲッティング系の構築を目指す。

研究項目及び実施体制(()は研究担当者)

  • クロマチン構造制御による高等植物の高効率・高精度遺伝子操作技術の開発
    (独立行政法人農業生物資源研究所 土岐精一)
  • 細胞周期制御による相同組換えの効率化
    (国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科 梅田正明)
  • ニワトリDT40細胞を利用した標的組換えを上昇させる方法のスクリーニングとその知見の植物での研究へのフィードバック
    (国立大学法人京都大学大学院医学研究科 武田俊一)

研究のイメージ

クロマチン構造と細胞周期制御による高等植物の高効率・高精度遺伝子操作技術の開発