生物系特定産業技術研究支援センター

新技術・新分野創出のための基礎研究推進事業

2007年度 採択された研究課題

臓器老化モデルマウスを用いた機能性食品物質の科学的評価

研究代表者氏名及び所属

清水 孝彦
清水 孝彦
(財団法人東京都高齢者研究・福祉振興財団)

研究実施期間

平成19年度~21年度(3年間)

研究の趣旨・概要

機能性食品物質の予防食材としての作用を科学的根拠に基づいて実証をするために、臓器老化モデルマウスに対する抗老化作用を指標に個体レベルで機能性食品物質を科学的に評価する。ミトコンドリア酸化ストレスまたは細胞質酸化ストレスを軽減する機能性食材をMn-SODとCuZn-SODの2つの抗酸化酵素の臓器特異的ノックアウトマウスを用いたアッセイ系で機能性食品物質をスクリーニングする。その結果、臓器特有の病態を軽減する予防食材を同定し、老年病や生活習慣病予防食材の研究を行う。その成果を基に、機能性食品産業の活性化と健康寿命の延伸を目指す。

研究項目及び実施体制(()は研究担当者)

  • 臓器特異的Mn-SOD欠損マウスを用いた機能性食品物質の運動機能改善試験
    (財団法人東京都高齢者研究・福祉振興財団 清水 孝彦)
  • CuZn-SOD欠損マウスを用いた機能性食品物質の病態改善試験
    (財団法人東京都高齢者研究・福祉振興財団 清水 孝彦)
  • 抗老化作用を持つ機能性食品物質の作用メカニズムの解明
    (財団法人東京都高齢者研究・福祉振興財団 清水 孝彦)

研究のイメージ

臓器老化モデルマウスを用いた機能性食品物質の科学的評価