生物系特定産業技術研究支援センター

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2025年8月1日号

目次

  • 『成果事例こぼれ話』第65回"輸出用サツマイモの腐敗低減技術を開発"を掲載しました!
  • 生研支援センターの紹介パンフレットを作成しました!
  • 【農林水産省・筑波産学連携支援センター】[募集開始]第248回農林交流センターワークショップ
    「食品を対象とした放射能分析(初級者向け)」(申込締切:8月28日)
  • 【中小機構】「第25回Japan Venture Awards」起業家・ベンチャーキャピタリストの応募者募集中!(8月21日締め切り)
  • 【中小機構】FASTAR 11th DEMODAY(8月29日〈金曜日〉)のご案内
  • 【JST】大学発新産業創出基金事業 「早暁プログラム第2期ステージ1」公募(8月28日締め切り)
  • 編集後記

『成果事例こぼれ話』第65回"輸出用サツマイモの腐敗低減技術を開発"を掲載しました!

生研支援センターは、委託試験研究で得られた成果を分かりやすく紹介する取り組み (成果事例こぼれ話)を行っています。

今回紹介するのは、サツマイモ輸出時の腐敗低減技術を開発し標準作業手順書にまとめ、2024年3月から生産者や輸出事業者に提供を開始、普及を進めている事例です。

日本産のサツマイモは海外で人気がありますが、海上輸送で輸出先に到着後に腐敗が見つかり、経済的損失が発生していました。輸出時の腐敗低減のために、イモを一定の高温・高湿度条件下に置くことで腐敗を抑制する高温キュアリング技術の実用化、腐敗リスクのあるイモを人工知能(AI)による画像解析で出荷前に除外する技術の開発等を行いました。標準作業手順書は、輸出事業者などに既に約100冊を配布、技術の普及を進めています。

▼詳細はこちらから(生研支援センターウェブサイト)
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/contents/fukyu/episode/episode_list/170210.html

生研支援センターの紹介パンフレットを作成しました!

令和7年度版生研支援センターの紹介パンフレットを作成しました。 令和7年度版ではデザインを刷新し、当センターの概要や沿革、各事業の特色を分かりやすく紹介しています。
事業の概要を知りたい方、支援の内容を知りたい方はもちろん、生研支援センターをご存じない方にも分かりやすい内容となっています。
ぜひ、ご覧ください。

▼新しいパンフレットはこちらから(生研支援センターウェブサイト)
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/contents/publication/index.html#brain

【農林水産省・筑波産学連携支援センター】[募集開始]第248回農林交流センターワークショップ
「食品を対象とした放射能分析(初級者向け)」(申込締切:8月28日)

農林水産省 農林水産技術会議事務局 筑波産学連携支援センターでは、研究交流を目的として、産学官の研究者等を対象に体験型のワークショップを開催しております。
この度、当センターでは、放射能分析実務者を対象に、ゲルマニウム半導体検出器を使用した放射性セシウム測定について、専門家による講演や実習を実施します。
農産物・食品の放射性セシウム測定を正しく行うための知識や技術を提供します。

開催日:令和7年11月27日(木曜日)~28日(金曜日) ※2日間
場 所:農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター(茨城県つくば市)
対 象:農産物や食品等を対象とした放射能分析業務従事者、及び本業務に関心のある方
定 員:10名(参加費無料)

※受講される方には実習(放射能測定・試料充填・不確かさ見積もり)のための事前準備を行っていただきます。

受講決定後に、事前準備に関する実施要領をお送りしますので、ご対応ください。

詳しくはホームページをご覧下さい。(申込締切:令和7年8月28日まで)
https://www.affrc.maff.go.jp/tsukuba/top/event/workshop/ws_2025/248ws.html

【中小機構】「第25回Japan Venture Awards」起業家・ベンチャーキャピタリストの応募者募集中!(8月21日締め切り)

中小企業基盤整備機構は、第25回Japan Venture Awards(JVA)の応募者を募集しています。

JVAは、革新的で潜在成長力の高い事業や、社会課題の解決を目指す志の高いスタートアップ起業家と、それを支えるベンチャーキャピタリストを表彰する制度です。
審査は、「経営者の資質、成長性、革新性、社会性、多様性(女性、若年層、外国人等の活躍)」など様々な観点から行います。
奮ってのご応募をお待ちしています。

【募集対象】
〈起業家〉創業後概ね15年以内であり、高い志を持ち、自立する中小企業等の経営者又は代表者
〈キャピタリスト〉現在、スタートアップに対して支援を行っており、今後も継続して活動するベンチャーキャピタリスト

【表彰部門(起業家)】
・経済産業大臣賞
・科学技術政策担当大臣賞
・中小企業庁長官賞
・中小機構理事長賞
・SDGs特別賞(インパクトスタートアップ等)
・地域貢献特別賞(ローカル・ゼブラ等)
・JVA審査委員会特別賞
・JVCA特別奨励賞
【表彰部門(ベンチャーキャピタリスト)】
・ベンチャーキャピタリスト奨励賞

【公募スケジュール】
公募:8月21日(木曜日)18:00締め切り
審査:9月~11月
表彰式:12月18日(木曜日)@虎ノ門ヒルズフォーラム(東京都港区虎ノ門1-23-3 虎ノ門ヒルズ森タワー)
※表彰式はハイブリッド方式(リアルとオンライン)で開催します。

【応募方法】
下記サイトの「エントリーフォーム」から必要項目を入力し、ご応募ください。
※入力フォームのみでエントリーは完了です。 応募用紙の提出は不要です。
URL:https://j-venture.smrj.go.jp/entry/

【お問い合わせ】
第25回JVA運営事務局
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町2-10 ADEXビル6階
TEL:03-3292-5088
E-mail:jva-25th@operation-desk.jp

【中小機構】FASTAR 11th DEMODAY(8月29日〈金曜日〉)のご案内

中小機構は、スタートアップの成長加速化を支援するアクセラレーションプログラム「FASTAR」のピッチイベント「FASTAR 11th DemoDay」を開催します。
今回、第11期FASTARにご参加いただいた14者が、本プログラムを通じて策定した成長戦略・事業計画を発表します。(リアル+オンラインのハイブリッド開催)
現地では、登壇者と観覧者との交流会を実施いたします。

■開催概要
・開催日時 2025年8月29日(金曜日)14:00~18:30(交流会含む)
・実施形式 虎ノ門ヒルズフォーラム4FホールB(東京都港区虎ノ門1-23-3 虎ノ門ヒルズ森タワー4階)及びオンライン配信

■開催内容(申し込み):サイトからご覧ください
http://fastar.smrj.go.jp/demoday/11/

■お問い合わせ
FASTAR事務局(fastar-nikkeibp@nikkeibp.co.jp)

【JST】大学発新産業創出基金事業 「早暁プログラム第2期ステージ1」公募(8月28日締め切り)

国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)は、ご自身の事業構想と大学等の技術シーズに基づいてスタートアップ創業を目指す方々に向けて、技術シーズの発掘や事業構想のブラッシュアップ等の支援を行う「早暁プログラム」の公募を開始しました。

●早暁プログラムの概要
本プログラムは、ステージ1とステージ2で構成されており、2段階の選考を実施します。
ステージ1では、自らの事業化構想を実現するための技術シーズの探索および技術シーズを活用したビジネスモデルの構築を行う事業化人材を公募します。
ステージ2は、研究代表者と本プログラムのステージ1に採択されている事業化人材から構成される研究開発チームのみにご提案いただくことができます。

●第2期 ステージ1 公募概要 公募対象:事業化人材(事業化構想分野の専門知識とビジネスに関する知識がある人材) 公募:8月28日(木曜日)正午 締め切り 詳細は下記Webサイトをご覧ください
https://www.jst.go.jp/program/startupkikin/sogyo-sp

●説明会のご案内
本公募に関し、以下の説明会を開催します。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
参加申込リンクから申し込みをお願い致します。

▽個別相談会(オンライン形式)
オンラインによる個別相談を以下日時・時間帯で行います。
8月4日(月曜日)~8日(金曜日)10:00-19:00
8月18日(月曜日)~22日(金曜日)10:00-19:00
参加申込リンク:https://form2.jst.go.jp/s/sogyo_koubo2025_online

○お問い合わせ
JST スタートアップ・技術移転推進部 スタートアップ第1グループ 早暁プログラム担当
E-mail:sogyo@jst.go.jp

編集後記

自宅近くの40メートル四方ほどの畑一面に今を盛りと咲いていたヒマワリが、早くも刈られ押しつぶされました。毎年のことなのですが、鮮やかに咲いていた花が盛りの直後にすべてつぶされ、土に鋤(す)きこまれてしまいます。初めて見たときは「えっ! ひどい」と思ったのですが、これは緑肥として育てられているのでした。
緑肥とは、栽培した植物の葉や茎などを枯らしたり腐らせたりせずに、畑などの土壌に鋤きこみ耕すことで肥料にするもののことです。植物の種類により、土壌のリン酸を吸収しやすくしてその後に植える作物の生育を助けたり、病害虫を抑制したり、土壌を肥沃にするのに役立ちます。
レンゲソウ、マリーゴールド、ヒマワリ......、美しい花で人の目を楽しませ、身をずたずたにされても自らを育ててくれた土を豊かにする。なんともけなげで貴い姿に心を動かされます。(by 町)


生研支援センター (BRAIN)企画課
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メールを送付する際は[アット]を@に置き換えてください。
生研支援センター(BRAIN)は、生物系特定産業技術に関する研究開発を、大学、高等専門学校、国立研究開発法人、民間企業等に委託することにより実施しています。
「BRAIN」はBio-oriented technology Research Advancement InstitutioN のコミュニケーション名です。