プレスリリース
(お知らせ)スタートアップ総合支援プログラム(SBIR支援)の公募開始

情報公開日:2021年8月31日 (火曜日)

農林水産業・食品産業の分野でスタートアップ等による革新的な開発技術の実用化を促進するため、新たに「スタートアップ総合支援プログラム(SBIR支援)」を開始します。

開発技術の事業化をプログラムマネージャー(PM)が効果的にサポートしながら、スタートアップ等による創発的研究から事業化までを段階的に支援します。

1. 事業の趣旨

我が国の農林水産業・食品産業が直面する農業者の高齢化や担い手の減少、持続的な食料供給等の諸課題の解決を図り、競争力の強化と飛躍的な発展を実現するため、革新的な開発技術の実用化が重要です。

生研支援センターは、イノベーション創出の一翼を担うスタートアップをはじめとする中小企業者等を対象として、中小企業技術革新制度(SBIR制度)(※)を踏まえ、本年度新たに研究委託事業「スタートアップ総合支援プログラム(SBIR支援)」を実施することとし、本日から研究課題の公募を開始しました。本プログラムでは、若手研究者等の新たなビジネスシーズを創出する取組や、中小企業等が行う研究開発から事業化への取組を、切れ目なく支援します。

※SBIR制度とは、スタートアップ等による研究開発を促進し、その成果を円滑に社会実装し、それによって我が国のイノベーション創出を促進するための制度です。
https://sbir.smrj.go.jp/

2. 公募する研究の内容等

  • 農林水産業・食品産業が直面する課題の解決に資する研究開発テーマを設定し、事業化が有望な技術シーズの創出や開発技術の事業化に取り組む研究課題を公募します。
  • 研究開発テーマ : ①持続可能な資源の開発
  • ②AI・ロボット・センシング・デジタル等を活用した生産の実現に寄与する技術開発
  • ③需給のミスマッチや長期保存・輸送に対応する技術開発
  • ④健康・医療に配慮した食生活を豊かにする技術・サービスの開発
  • ⑤脱炭素を推進する技術・サービスの開発
  • 委託期間 : フェーズにより、1年~2年以内
  • 委 託 費 : フェーズにより、1,000万円~3,000万円 /年以内
  • 事業化支援 : 事業化に関する知見や経験が豊富なプログラムマネージャー(PM)が、開発技術の事業化をサポートします。
    ※本プログラムの概要は別紙1、PMについては別紙2を参照してください。

3. 公募期間

令和3年8月31日(火曜日)から9月30日(木曜日)12時まで

4. 公募の詳細について

生研支援センターホームページ(以下のURL)を参照願います。
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/startup/koubo/R03.html

5. 参考

本プログラムのプログラムマネージャー(PM)を務める3名のうち、有馬氏が所属するBeyond Next Ventures株式会社のプレスリリースはこちらをご参照ください。