プレスリリース
(お知らせ)食後の血糖値上昇抑制効果が期待される米「まんぷくすらり」

情報公開日:2022年6月30日 (木曜日)

ポイント

  • 難消化性澱粉を多く含む新しい米品種「まんぷくすらり」は、食後の血糖値上昇抑制効果が期待されます。
  • 秋田県立大学発のベンチャー企業によって「まんぷくすらり」を使った新製品が次々と生まれています。

概要

生研支援センターでは、農林水産業や食品産業の分野で新産業の創出や技術革新を目指す研究に資金を提供しており、得られた研究成果を広く知っていただくため、研究成果を分かりやすく紹介する取組を実施しています。

今回、紹介するのは、食後の血糖値上昇抑制効果が期待される米やそれを使った新製品です。

我が国の20歳以上の5人に1人が糖尿病かその予備群と言われる中、秋田県立大学などが開発した血糖値上昇抑制効果の期待される米を使ったユニークな製品が次々と生まれています。開発された新品種は難消化性澱粉の含有量が多い「あきたぱらり」、「あきたさらり」、「まんぷくすらり」で、このうち機能性の点で最も有望視されているのは「まんぷくすらり」です。

「まんぷくすらり」は、難消化性澱粉の含有量が普通の米の10倍近くも高く(加工形態により異なります。)、ヒト介入試験の結果から、食後の血糖値上昇抑制効果が期待されます。

秋田県立大学発のベンチャー企業によって、この「まんぷくすらり」を使ってきりたんぽや味噌などの商品が開発され、通販サイトや秋田県内の道の駅などで販売されています。

詳しい内容は以下のURL又は別紙をご覧ください。
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/contents/fukyu/episode/episode_list/153413.html

これまでに紹介した研究成果は以下のURLをご覧ください(全37話掲載)。
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/contents/fukyu/episode/index.html