プレスリリース
(お知らせ)麺が翡翠のように緑がかった「信州ひすいそば」

情報公開日:2022年7月28日 (木曜日)

ポイント

  • 麺が翡翠(ひすい)のように鮮やかに緑がかり、香りも良い「信州ひすいそば」を開発しました。
  • 長野県の特定のそば店だけで食べられる希少なブランドそばです。

概要

生研支援センターでは、農林水産業や食品産業の分野で新事業の創出や技術革新を目指す研究に資金を提供しており、得られた研究成果を広く知っていただくため、研究成果を分かりやすく紹介する取組を実施しています。

今回、紹介するのは、ゆでた麺の色が緑がかった「信州ひすいそば」です。長野県野菜花き試験場が10年を超える品種改良の末に生み出した珠玉のそばで、そば殻を除いた子実が鮮やかな緑色で、ゆでた麺の色は宝石の翡翠(ひすい)のように緑色であることが特徴です。このブランドそばは、長野県で栽培され、「信州ひすいそば振興協議会」に加盟しているそば店でしか食べられません。

「信州ひすいそば」は、これまで、「長野S8号」という第1世代の品種が2013年から栽培され、親しまれてきましたが、昨年12月に第2世代の「長野S11号」が品種登録されました。第2世代は背丈が低く倒れにくいため、機械収穫に適して栽培しやすくなり、その上、麺の色はより鮮やかな緑色を帯び、ブランドそばとしての高級感が高まりました。

昨年から「信州ひすいそば」の栽培はすべて第2世代の「長野S11号」に切り替わりました。まだ生産量は少ないですが、長野県は栽培面積の拡大に取り組んでいます。

詳しい内容は以下のURL又は別紙をご覧ください。
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/contents/fukyu/episode/episode_list/153889.html

これまでに紹介した研究成果は以下のURLをご覧ください(全38話掲載)。
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/contents/fukyu/episode/index.html