プレスリリース
(お知らせ)「ムーンショット型農林水産研究開発事業」のプロジェクトマネージャーの公募について

情報公開日:2023年3月 3日 (金曜日)

ポイント

  • 生研支援センターは、総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)が決定したムーンショット目標のうち、目標5の達成に向け、農林水産省が定めた研究開発構想に基づき、様々な研究アイデアを結集した研究開発を令和2年12月から実施しております。
  • 今般、生研支援センターは、フードロスを削減する研究開発に取り組むプロジェクトマネージャーを新たに公募します。

1. 事業の概要

困難だが実現すれば大きなインパクトが期待される社会課題等について、総合科学技術・イノベーション会議(以下「CSTI」という。)が目標を設定し、その実現に向けた挑戦的な研究開発を進めるため、関係府省が連携して「ムーンショット型研究開発制度」を実施しています。生研支援センターは、CSTIが決定した目標のうち目標5「2050年までに、未利用の生物機能等のフル活用により、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食料供給産業を創出」の達成に向け、農林水産省が定めた研究開発構想に基づき、挑戦的な研究開発を推進しています。

2. 公募する研究の内容

本公募では、フードロス(※)を削減する革新的・挑戦的な研究開発に取り組むプロジェクトマネージャー(PM)を人文・社会科学分野及び自然科学分野から募集し、各分野から複数採択します。主体的な事業構想を有している民間企業が研究コンソーシアムに参画すること(あるいは確実に見込まれること)を必須要件の一つとしています。

具体的な公募テーマは、以下i~vの5つです。

なお、人文・社会科学分野及び自然科学分野を合わせて提案することや複数のテーマをまとめて提案することが可能です。また、フードロスを削減する内容であれば、以下の5つのテーマに限らず提案することも可能です。

(人文・社会科学分野の公募テーマ)
i. フードロスがどこでどれだけ生じているのかを大局的に把握する調査研究
ii. フードロスを意識し、発生を減らす社会システムを構築する調査研究

(自然科学分野の公募テーマ)
iii. 余剰農産物や未利用食品等を用いておいしい食品をつくる研究
iv. 余剰農産物や未利用食品等を使った加工食品の製造技術の開発
v. 食品の革新的長期保存技術の開発

※『フードロス』 については、関連用語として、食品ロス、食料ロス、フードウェイスト、食品廃棄物、フードロス&ウェイストなどがあり、人により、また扱う課題により、対象が異なっています。本公募に際しては、単に捨てられた食料のみならず、農場から持ち出されなかった農作物なども含めて、「生産されたが食べられなかった農産物や食品」を広くフードロスと捉え、削減すべき対象として扱います。

研究期間は2023年度から2024年度までです。

3. 公募期間

2023年3月3日(金曜日)~2023年5月9日(火曜日)12:00

4. 公募の詳細について

生研支援センターホームページ(以下のURL)を参照願います。
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/moon_shot/koubo_PM/2023.html