生物系特定産業技術研究支援センター

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「SIPリグニン & Clayteam 公開シンポジウム」 『「森」と「粘土」のハイブリット』が開催されました

SIPリグニン(森林総合研究所)とClayteam(産業技術総合研究所)主催の『SIPリグニン & Clayteam 公開シンポジウム--「森」と「粘土」のハイブリット』が、10月18日(火曜日)に石垣記念ホールで開催されました。

最初に、森林総合研究所の沢田理事長、産業技術総合研究所の村山領域長、SIP次世代農林水産業創造技術の野口PDによる開会の挨拶があり、その後、『未開の国産森林資源「リグニン」のポテンシャル』、『国産資源「粘る土」を用いた革新材料』、『リグニン産業創出にむけた新たな林業の姿』の3題の講演が行われました。講演の後に、「地域導入型新ビジネスによる地方創生」について総合討論が行われ、最後に農林水産省の西郷農林水産技術会議事務局長による閉会の挨拶がありました。
また、講演の合間に「開発した製品紹介と展示の案内」の説明があり、展示ブースでは改質リグニンを主成分とするガスケットや改質リグニンと粘土鉱物からなるバイブリッド膜などの開発製品を前に、参加者による意見交換が行われました。

当日の参加者は130名で、そのうち半数近くは民間企業からの参加でしたが、全国の森林・林業関係者や行政関係者の参加もありました。総合討論では、林地残材の処理問題とリグニン産業への期待、改質リグニンを用いた製品の高付加価値化、開発製品の耐久性、リグニン産業創出への道筋などについて、活発な意見交換が行われました。


野口PDによる挨拶

シンポジウム会場

展示ブース

展示ブースでの意見交換