生物系特定産業技術研究支援センター

SIP

「SIP生産システムフォーラム」報告

戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)次世代農林水産業創造事業の生産システムコンソーシアムでは、情報・通信・制御の連携機能を活用した農作業システムの自動化・知能化による省力・高品質生産技術の開発を行っており、国際競争力の高い新たな農業生産システムの構築を目指しています。

本フォーラムでは、(1)農業機械の自動化・知能化セッション、(2)水管理システムの自動化・知能化セッション、(3)情報・通信・制御の連携機能セッションに分けられた13の口頭セッションと18のポスターセッションにおいてこれまでの研究成果の報告と成果展示が行われました。

また内閣府サイバーセキュリティセンターからは、農業におけるIOTの進展に伴いセキュリティの重要性と標準化について解説があり、効率化の陰に潜むリスク管理の重要性を改めて確認しました。

会場には生産者や生産団体、関連企業、都道府県行政、研究機関などから約300名の参加者があり、熱心な質疑や意見交換がおこなわれました。

また、スマート農業を対象とした自治体とのマッチングでは、各県の関心事項について面談し、取り組みの現状、抱えている課題、今後の展開方向等に関して意見を交換しました。各県におけるスマート農業への取り組みは重要で、一部進んでいるところはあるものの、これからという意見が多く、SIPにおけるスマート農業研究に対する強い期待が示されました。

1. 開催日時

2018年3月13日(火曜日) 10時30分~16時30分

2. 会場

フクラシア品川クリスタルスクエア(東京都港区港南)

3. 参加人数

約300人

4. 主催

SIP生産システムコンソーシアム

5. 会場内の様子


セミナー会場

ポスターセッション