生物系特定産業技術研究支援センター

SIP

「スマートバイオ産業・農業基盤技術」はBioJapan 2022に出展しました

掲載日 : 2022年11月14日(月曜日)

2022年10月12日から14日にかけて、パシフィコ横浜で開催された「BioJapan 2022」に出展いたしました。 同イベントは、バイオビジネスにおけるアジア最大のパートナリングイベントとして1986年にスタートし、今回で24回目の開催となります。

創薬、個別化医療、再生医療、診断・医療機器、ヘルスケア、環境・エネルギー、機能性食品、研究用機器・試薬等、バイオビジネスの幅広い分野をテーマに、展示会・セミナー・パートナリングプログラムが実施され、世界30カ国以上からバイオ産業関係者が参加しました。

SIP「スマートバイオ産業・農業基盤技術農業基盤技術」(以下、SIPバイオ農業)では会場内にブースを設置し、各研究テーマについてのポスター展示を行いました。展示内容は以下の通りです。


展示ブースの様子

  • バイオ関連のバリューチェーンデータ基盤の構築
    • ・企業データの利活用を促進するバイオデータ連携
  • 育種の効率化
    • ・「データ駆動型育種」の構築とその活用による新価値農作物品種の開発
    • ・ゲノム情報の活用による農作物育種の効率化に貢献する精密ゲノム編集技術等の開発
    • ・バイオテクノロジーに関する国民理解の増進と技術動向等の調査研究
  • 農業生産のスマート化
    • ・気象データに基づく収穫予測で露地野菜の廃棄ロスを減らす
  • 食によるヘルスケア産業創出
    • ・健康寿命の延伸を図る「食」を通じた新たな健康システムの確立 -健康を維持できる食を考える-
  • 農業未利用資源の利活用
    • ・アグリバイオ ・スマート化学生産システムの開発
    • ・リチウムイオン二次電池の急速充放電に適したバイオ由来活物質

主催者セミナー「バイオ技術の新展開:持続可能な資源利活用とモノづくりへの挑戦」においては、SIPバイオ農業のアグリバイオ化学システムコンソーシアムに参画する大西康夫教授(東京大学大学院農学生命科学研究科)がモデレータを務めました。


大西 康夫氏

同セミナーにおいては、同じくアグリバイオ化学システムコンソーシアムの研究代表である林潤一郎教授(九州大学先導物質化学研究所)も登壇され、「農業系バイオマスからのマルチ化学プラットフォームおよび高付加価値製品の生産」と題して、SIPバイオ農業における取り組みについて講演しました。


林 潤一郎氏

また、スポンサーセミナー「農業と食品産業の未来を切り拓く農研機構の先端バイオ研究」では、精密ゲノム編集サブコンソーシアムに参画される今井亮三エグゼクティブリサーチャー(農研機構 生物機能利用研究部門)が登壇され「植物体への直接ゲノム編集(iPB法)」について講演しました。


今井 亮三氏

●農研機構 : BioJapan 2022スポンサーセミナー「農業と食品産業の未来を切り拓く農研機構の先端バイオ研究」のアーカイブ配信
https://www.naro.go.jp/publicity_report/pr_report/laboratory/naro/155217.html

●「スマートバイオ産業・農業基盤技術」はBioJapan 2022に出展します
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/sip/sip2/news_list/2022/154831.html