研究代表者氏名及び所属
片岡 宏誌
(東京大学大学院新領域創成科学研究科)
研究実施期間
平成21年度～25年度
研究の趣旨・概要
本研究では昆虫前胸腺における脱皮ホルモン(エクジソン)合成系に着目した新規昆虫発育制御剤開発のための基盤作りを行う。具体的には、1)前胸腺へのコレステロール取込み・細胞内輸送、2)脱皮ホルモン生合成、3)神経ペプチドホルモンによる生合成調節、の3つのステップに関わる新規分子を同定し、その機能を明らかにする。さらに、これらの生合成酵素類をターゲットにした阻害剤や、神経ペプチドホルモンのアンタゴニスト、アゴニストを探索するスクリーニング系を確立し、新たな昆虫発育制御剤開発への道を拓く。