生物系特定産業技術研究支援センター 研究資金業務

イノベーション創出基礎的研究推進事業(終了)

2012年度 採択された研究課題

プロアントシアニジンのライブラリー構築とその食機能性の解明

研究代表者氏名及び所属

齊藤 安貴子

(学校法人大阪電気通信大学大学院工学研究科)

 研究機関

平成24年度~26年度(3年間)

研究の進行・概要

プロアントシアニジンは食品中に存在し日々大量に摂取している(食経験のある)化合物群であり、抗酸化活性をはじめとする優れた食機能性が示唆されている。本研究では、プロアントシアニジンの機能を「化学的・生物学的」な技術を用いて、健康に対する食機能性を解明・証明する。プロアントシアニジンは天然から単離することが困難な化合物として知られており、系統的な構造-活性相関研究を行うための化合物を入手することが不可能である。そこで、食品に含まれる純粋な化合物を系統的・網羅的に合成し、様々な立体・構造を持つ純粋なプロアントシアニジンを保存し、化合物のライブラリーを作成する。さらに、ライブラリーの化合物を用いて生物活性試験を進め、食機能性と構造の関係を詳細に調べる。最終的には、このプロアントシアニジン・ライブラリー、および、化合物データを提供する体制を整備する。