研究代表者氏名及び所属
加藤 健太郎
(国立大学法人東京大学大学院農学生命科学研究科)
研究実施期間
平成24年度~26年度(3年間)
研究の趣旨・概要
食肉用家畜、鶏卵、乳産業における原虫感染症による被害は甚大でありながら、現在のところその対策は古典的な化学薬剤に頼ったものであり、耐性原虫の出現も多く、根本的な駆虫には至っていない。また、原虫病に対するワクチンに至っては未だ開発されていない。従って、根本的な原虫病の撲滅をはかるためには現在の未熟な原虫病対策に取って代わり、原虫独特の生活環を遮断することができる革新的な抗原虫薬の技術開発が必要とされている。
研究代表者らは根本的な原虫病の撲滅をはかるためには、まず原虫独特の生活環における原虫感染(宿主細胞侵入)のメカニズムの理解が必要であると考え、技術シーズ開発型研究において宿主細胞レセプターの同定系の確立に成功した。また、同系等を用いて同定したレセプターの多くは糖鎖であった。
本研究では、これまでの研究成果を基にして特に実用化の可能性が高いと考えられるトキソプラズマに対する糖鎖製剤の開発とその実用化を目指す。