生物系特定産業技術研究支援センター

メールマガジン

2013年9月6日号

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◇◆◇ 生研センター(研究資金業務関係)メールマガジン ◇◆◇
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平成25年9月6日発行

本メールマガジンでは、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)
生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター)研究資金業務の事業成果・
関連イベント等の情報を配信しております。

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■ 主要トピック
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◆平成26年度予算概算要求における生物系特定産業技術研究に関する施策

各府省は、平成26年度予算の概算要求を8月30日に財務省に提出しました。
今月号では生物系特定産業技術研究に関する農林水産省の予算概算要求の主要施策
について、また、来月号では他府省の予算概算要求の主要施策について情報を提供します。

生物系特定産業技術研究に関する農林水産省の予算概算要求のうち主なものは、
1「革新的技術創造促進事業等」2「農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業」
3「国際競争力確保のための先端技術展開事業」です。

1「革新的技術創造促進事業等」は、民間活力を生かした研究を推進するために新たに実施
するもので、
ア.農林水産業の生産現場や民間の研究ニーズに基づき、研究課題を設定し、民間企業等の
事業化に向けた研究開発を支援する事業、イ.医療や工学などの異分野と連携して研究開発
を行うことが効果的な課題について、異分野の産学との共同研究を支援する事業などとなって
います。【予算要求額 3,000(-)百万円】

2「農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業」は、農林水産・食品分野の成長産業化に
必要な研究開発を基礎から実用化まで継ぎ目なく推進するもので、来年度も引き続き
「シーズ創出ステージ」「発展融合ステージ」「実用技術開発ステージ」の3つのステージについて
提案公募を行います。このうち「実用技術開発ステージ」については拡充して実施します。
【予算要求額 5,272(4,576)百万円】

3「国際競争力確保のための先端技術展開事業」は、新たに農林水産省が委託して行う
プロジェクト研究で、生産現場強化のための研究開発として、施設園芸や土地利用型農業等の
産地育成に取り組む事業と連携し、大幅な生産コスト低減や収益増大を実現する先端的な
技術体系及び経営の実証を行い、その普及を支援することとしています。【予算要求額 709(-)百万円】

その他、
・ オンデマンド品種情報提供事業(新規)【予算要求額 70(-)百万円】
・ 技術でつなぐバリューチェーン構築のための研究開発〔委託プロジェクト研究〕
【予算要求額 3,146(3,014)百万円】
・ 需要フロンティア拡大のための研究開発〔委託プロジェクト研究〕
【予算要求額 674(561)百万円】
・ 生産現場強化のための研究開発〔委託プロジェクト研究〕
【予算要求額 2,716(2,002)百万円】
・ 食料生産地域再生のための先端技術展開事業〔復興特会〕
【予算要求額 2,400(2,400)百万円】
・ 農地等の放射性物質の除去・提言技術の開発〔委託プロジェクト研究、復興特会〕
【予算要求額 213(213)百万円】
・ 福島県浜地域農業再生研究拠点整備事業(新規)〔復興特会〕
【予算要求額 338(-)百万円】
などを要求しています。

平成26年度農林水産予算概算要求の概要及び農林水産技術会議事務局予算概算要求の
重点事項は下記URLのとおりです。
http://www.maff.go.jp/j/budget/2014/index.html
http://www.s.affrc.go.jp/docs/yosan/pdf/h26_130902.pdf(現在リンク切れ)

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■ 最近新聞等で取りあげられた生研センターが支援する研究開発成果等
(平成25年8月分)
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1. 生研センターが支援した研究開発成果

(1)『光合成フル回転 成長3割増 九大など成功 バイオ燃料増産に期待』
(8月1日 朝日新聞掲載)
http://www.kyushu-u.ac.jp/pressrelease/2013/2013_07_24_2.pdf(現在リンク切れ)

・生研センター支援事業:イノベーション創出基礎的研究推進事業(平成20~24年度)
課題名『バイオマス生産基盤としての植物CO2応答機構の解明』
(九州大学大学院、埼玉大学環境科学研究センター、(独)森林総合研究所)

「基礎的研究業務研究成果集(2012年度終了課題)」
http://www.naro.affrc.go.jp/brain/inv_up/files/2012seikasyu.pdf(現在リンク切れ)
p.31-32

(2) 『ブリに寄生するハダムシ 抵抗性遺伝子を確認 水産総研センター』
(8月8日 化学工業日報掲載)
http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr25/250729/index.html

・生研センター支援事業:イノベーション創出基礎的研究推進事業(平成21~25年度)
課題名『魚類天然資源から効率的に優良経済形質を選抜育種する技術の開発』
((独)水産総合研究ンター、東京海洋大学)

「2009年度採択された研究課題」
(http://www.naro.affrc.go.jp/brain/inv_up/theme/2009/023661.html)

(3) 『山林農地でオイル ゙産出′′ 県内バイオマス活用 新潟大など移動型システム開発』
(8月17日 新潟日報掲載)

・生研センター支援事業:民間実用化研究促進事業(平成22~26年度)
課題名『バイオ原油のトータルシステムに係る実用化研究開発』
(株式会社東産商、新潟大学、東京大学大学院)

「2010年度採択された研究課題」
http://www.naro.affrc.go.jp/brain/contents/files/kadai22_02.pdf(現在リンク切れ)

◇ ◇ ◇

2. 生研センターが支援した研究事業を発展させた研究成果

(1)『ロタウイルス中和の抗体 東大、コメで作製 常温で長期保存』
(8月9日 日経産業新聞掲載)
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/research/papers/post_48.php

・生研センター支援事業:イノベーション創出基礎的研究推進事業(平成20~22年度)
課題名『ブタ大腸菌性下痢症予防食べるワクチンの開発研究』
(東京大学 医科学研究所、日生研株式会社)

「基礎的研究業務研究成果集(2010年度終了課題)」
http://www.naro.affrc.go.jp/brain/inv_up/files/h20_kiso-seika.pdf(現在リンク切れ)
p.65-66

(2)『家庭用トマトケチャップ リコピンが1.5倍 キッコーマン食品 手軽に摂取可能』
(8月26日 化学工業日報掲載)

・生研センター支援事業:生物系産業創出のための異分野融合研究支援事業(平成17~21年度)
課題名『トマト機能性成分を活用した花粉症・生活習慣病対策食品の開発』
(京都大学、筑波大学、(財)かずさディー・エヌ・エー研究所、千葉県農林総合研究センター 、
日本デルモンテ株式会社、キッコーマン株式会社)

「生物系産業創出のための異分野融合研究支援事業研究成果(2009年度終了課題)」
(http://www.naro.affrc.go.jp/brain/ibunya/files/21seikasyu.pdf)
p.21-24

◇ ◇ ◇

3. 上記1.2.以外の生物系特定産業技術に係る主な研究開発成果

(1) 『稲「根張り」遺伝子発見 干ばつ時に収量を確保 生物研が導入成功』
((独)農業生物資源研究所、国際熱帯農業研究センター(コロンビア)、
名古屋大学、(独)農研機構作物研究所)
(8月5日 日経産業新聞、化学工業日報、日本農業新聞、日本経済新聞掲載)

http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/press/20130802/

(2)『人工角膜で化粧品検査 「ウサギの目」の代替に期待』
((独)農業生物資源研究所、国立医薬品食品衛生研究所、関東化学株式会社)
(8月11日 読売新聞、8月13日 日経産業新聞掲載)

http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/press/20130809/

(3) 『超低温保存の子豚精巣 繁殖 初めて成功 生物研』
((独)農業生物資源研究所、麻布大学)
(8月13日 日本農業新聞掲載)

http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/press/20130812/

(4) 『害虫、体内に毒作る細菌 共生して外敵から防衛 抗がん剤など応用期待』
(豊橋技術科学大学)
(8月13日 毎日新聞、日本経済新聞掲載)

http://www.tut.ac.jp/docs/PR20130712.pdf

(5) 『植物の開花時期や期間 温暖化の影響予測 北大など手法開発』
(北海道大学大学院、京都大学生態学研究センター、(独)農業環境技術研究所)
(8月14日 日本経済新聞、8月23日 化学工業日報掲載)

http://www.hokudai.ac.jp/news/130814_pr_ees.pdf

(6) 『あまいリンゴ 温暖化も一役 春に高温、生育期間延びる 30~40年分析』
((独)農研機構果樹研究所、長野県果樹試験場、青森県産業技術センターりんご研究所)
(8月16日 朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞、8月17日 読売新聞、
8月19日 日経産業新聞、8月22日 化学工業日報、日本農業新聞掲載)

http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/fruit/048269.html

(7)『土壌有機物 温暖化で分解加速 農環研が構造解明』
((独)農業環境技術研究所)
(8月27日 日刊工業新聞、8月29日 化学工業日報掲載)

http://www.naro.affrc.go.jp/archive/niaes/techdoc/press/130826/press130826.html

(8)『希少動物の精子、フリーズドライ 京大、バンク構想』
(京都大学、京都市動物園)
(8月28日 朝日新聞、日刊工業新聞、日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞掲載)

http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2013/130827_1.htm

(9) 『光合成速める遺伝子 多収量のイネから特定 農業生物資源研など』
((独)農業生物資源研究所、(独)農研機構作物研究所、東京農工大学)
(8月29日 日経産業新聞、日刊工業新聞、化学工業日報、日本農業新聞掲載)

http://www.tuat.ac.jp/disclosure/pressrelease/2012_20130409122803/20130822130511/index.html(現在リンク切れ)


(注)生物系特定産業技術とは、1農林漁業、飲食料品製造業やたばこ製造業など、
生物又は生物機能の成果に依存する産業で用いられる技術であって、2生物の
機能等に密接に関連する試験研究を必要とする技術をいいます。

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■ 農研機構等関連のイベントのご案内
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1. 「アグリビジネス創出フェア2013」開催のご案内
(農林水産省)

[開催日]10月23日(水曜日)~10月25日(金曜日)
[場 所]東京国際展示場(東京ビッグサイト)東ホール
〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1
展示規模 : 200団体(予定)
予定来場者数 : 35,000人(目標)
[参加費]無料

http://agribiz-fair.jp/summary-2/(現在リンク切れ)

2. 中央農研市民講座「天敵銀行で害虫を防除する」
講演者 長坂幸吉(中央農業総合研究センター)
((独)農研機構 中央農業総合研究センター)

[開催日]9月14日(土曜日) 9時30分~10時30分
[場 所]食と農の科学館
〒305-8517 茨城県つくば市観音台3-1-1
[参加費]無料 事前の申し込み不要
[定員]約70名

http://www.naro.affrc.go.jp/event/list/2013/07/047890.html(現在リンク切れ)

3. 平成25年度 東北農業試験研究推進会議 畑作物推進部会
東北ソバ研究会(東北ソバフォーラム)
((独)農研機構 東北農業研究センター)

[開催日]9月18日(水曜日) 13時00分~17時00分
[場 所]
現地見学会:岩手県岩手郡滝沢村一本木地区ソバ圃場
研究会:滝沢村ふるさと交流館 学習室
〒020-0192 岩手県岩手郡滝沢村滝沢字土沢265-3
[参加]事前の申し込み必要

http://www.naro.affrc.go.jp/event/list/2013/08/048253.html(現在リンク切れ)

4. 農研機構研究会 -農業害虫防除に天敵利用技術を普及させる
ための戦略検討会
((独)農研機構 中央農業総合研究センター)

[開催日]9月19日(木) 13:30~17:00
[場 所]農林水産技術会議事務局筑波事務所2F 第一会議室
〒305-8601 茨城県つくば市観音台2-1-9
[参加費]無料 申し込み必要

http://www.naro.affrc.go.jp/event/list/2013/08/048337.html(現在リンク切れ)

5. 第1回「高β-グルカン大麦利用連絡会」オフラインミーティング
((独)農研機構近畿中国四国農業研究センター)

[開催日]9月21日(土)10:00~16:30
[場 所]岡山国際交流センター8階イベントホール
岡山市北区奉還町2-2-1
[参加費]無料 申し込み必要
[定員] 約100名

http://www.naro.affrc.go.jp/event/list/2013/07/047843.html(現在リンク切れ)

6. シルク・サミット2013 in 久米島
((独)農業生物資源研究所・財団法人大日本蚕糸会・久米島町・久米島町教育委員会・
市立岡谷蚕糸博物館・シルク・サミット2013 in 久米島実行委員会)

[開催日]10月10日(木)・11日(金)
[場 所]久米島町具志川農村環境改善センター
沖縄県島尻郡久米島町字仲泊730
[参加費]無料(懇親会は会費制、見学会は要参加費) 申し込み必要

http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/silksummit2013/

7. 中央農研市民講座「畑土壌のリン酸・窒素肥沃度を簡単に測る」
金澤 健二(中央農業総合研究センター 土壌肥料研究領域 主任研究員)
((独)農研機構 中央農業総合研究センター)

[開催日]10月12日(土) 9:30~10:30
[場 所]食と農の科学館
〒305-8517 茨城県つくば市観音台3-1-1
[参加費]無料 申し込み不要
[定員] 約70名

http://www.naro.affrc.go.jp/event/list/2013/08/048307.html

8. 平成25年度中国四国地域マッチングフォーラム
~稲発酵粗飼料用水稲品種「たちすずか」等を核とした耕畜連携システム~
(農林水産省農林水産技術会議事務局、(独)農研機構近畿中国四国農業研究センター)

[開催日]10月15日(火)~16日(水)
[場 所]
(1) 10月15日:講演会・ポスターセッション・技術相談
東広島市市民文化センター
広島県東広島市西条西本町28番6号
(2) 10月16日:現地検討会
(有)トムミルクファーム
広島県東広島市豊栄町乃美1083-5
[参加費]無料 申し込み必要
[定員]講演会 先着200名、現地検討会 先着80名

http://www.naro.affrc.go.jp/event/list/2013/07/047870.html(現在リンク切れ)

9. 農業生物資源研究所創立30周年記念シンポジウム
「最新アグリバイオテクノロジーが拓く新たな世界
-期待される食・農・新産業への貢献-」
((独)農業生物資源研究所)

[開催日]10月16日(水曜日)10:00~17:30
[場 所]秋葉原UDX6階カンファレンス
千代田区外神田4-14-1
[参加費]無料 申し込み必要
[定員] 250名

http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/30th_anniversary/

10.九州地区で、農研機構がお届けする「食のセミナー」
((独)農研機構)

[開催日]10月17日(木) 13:00~15:40
[場 所]エルガーラ 7F「中ホール」
福岡市中央区天神1-4-2
[参加費]無料 申し込み必要
[定員]100名

http://www.naro.affrc.go.jp/event/list/2013/09/048324.html(現在リンク切れ)

11. 生物研公開シンポジウム「ゲノム情報を駆使した次世代作物育種への展望」
((独)農業生物資源研究所)

[開催日]10月18日(金) 10:00~17:00
[場 所]つくば国際会議場(エポカル)中ホール200
〒305-0032 茨城県つくば市竹園2丁目20番3号
[参加費]無料 申し込み必要
[定員] 200名

http://kikaku.nias.affrc.go.jp/meeting/ngb2013/

12. 平成25年度花き研究シンポジウム
「日持ち保証販売の現状と展望およびそれを支援する技術開発」
((独)農研機構花き研究所)

[開催日]10月29日(火)13:00~ 30日(水)12:00
[場 所]つくば国際会議場
〒305-0032 茨城県つくば市竹園2-20-3
[参加費]シンポジウム 無料、情報交換会 会費制(5,000円)
申し込み必要
[定員]250席

http://www.naro.affrc.go.jp/event/list/2013/06/047075.html(現在リンク切れ)

13. 水稲作における施肥コスト低減に向けた技術普及研究会
-リン酸・カリの減肥指針と肥料成分の見直し-
((独)農研機構 中央農業総合研究センター)

[開催日]10月30日(水) 13:00~16:40
[場 所]滝野川会館 大ホール
東京都北区西ヶ原1-23-3
[参加費]無料 申し込み必要

http://www.naro.affrc.go.jp/event/list/2013/07/047856.html

14.平成25年度農研機構シンポジウム
「地域資源を活用した効率的施肥技術による資源循環型作物生産」
((独)農研機構 中央農業総合研究センター)

[開催日]10月31日(木) 9:30~17:00
[場 所]滝野川会館 大ホール
東京都北区西ヶ原1-23-3
[参加費]無料 申し込み必要

http://www.naro.affrc.go.jp/event/list/2013/07/047857.html(現在リンク切れ)