ポイント
- 味はよいのに、着色不良になったリンゴやブドウの色むらを改善する「果実発色促進装置」が誕生しました。
- この装置を活用することで、リンゴやブドウなどの商品価値を高めて販売することができるようになります。
概要
生研支援センターでは、農林水産業や食品産業の分野で新産業の創出や技術革新を目指す研究に資金を提供しており、得られた研究成果を広く知っていただくため、研究成果を分かりやすく紹介する取組を実施しています。
今回、紹介するのは、味はよいのに、着色不良で果皮に色むらがあるリンゴや赤色系ブドウなどに青色LED光を照射することで商品価値を高める「果実発色促進装置」です。 地球温暖化の影響などでリンゴやブドウで着色が不良になり、商品価値が低下する問題が見られるようになっています。こうした問題の解決策のひとつとして誕生したのが、東京大学などが開発した青色光を放つチップLEDを多数配置した基板で仕切られた箱型の装置で、この中に着色不良のリンゴやブドウを入れて青色LED光を照射すると、果実の赤みが増すことが確認されています。
詳しい内容は以下のURL又は別紙をご覧ください。
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/contents/fukyu/episode/episode_list/144579.html
これまでに紹介した研究成果は以下のURLをご覧ください(全30話掲載)。
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/contents/fukyu/episode/index.html