野菜花き研究部門

生産生理ユニット

植物工場データを用いて有用遺伝子を検索(右上枠内:ジベレリン(植物ホルモン)により抽苔が誘導されたリーフレタス)

露地栽培では栽培環境の制御が困難なため、周年安定生産のための作期拡大・安定生産技術開発においては、品種の持つ生理特性が大きく関与します。また、施設栽培では、栽培環境の最適化によって多収安定生産技術を開発できますが、より一層の多収性品種の開発や、品種特性に対応した高度な栽培管理技術の開発には、生理特性の解明が欠かせません。
生産生理ユニットでは、野菜の安定生産、収益性向上に資する多収生産・作期拡大・品質保持に関する技術の開発基盤となる研究を行っており、

  • アスパラガスの重要病害である茎枯病の耐病性、端境期安定生産のための休眠性に関する研究
  • 多収性品種や多収栽培管理技術開発のためのトマト収量性に関する生理・遺伝学的研究
  • 高温期での安定生産に資するレタスの花成メカニズムに関する研究
  • 端境期安定生産に資するタマネギの肥大・抽苔メカニズムに関する研究

に取り組んでいます。


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