中日本農業研究センター

研究交流の広場

平成18年度 革新的農業技術習得研修 (高度先進技術研修)

課題名

大豆の低コスト・高品質・安定生産体系を支える最新技術

内容

水田における大豆の栽培技術開発の現状について研修を行う。特に、品種の選定から、播種作業、栽培管理(雑草、病害、虫害対策)、収穫調製作業までの栽培体系全般について、低コスト、高品質、安定生産を支える最新開発技術に関する現地見学や意見交換会を含めた研修を行う。

月日 時間 研修科目 内容 方法 講師等
7月3日
月曜日
13時00分

13時15分
開講式
連絡
中央農業総合研究センターの概要、研修受講上の留意事項、その他連絡事項等

13時20分

15時20分
大豆栽培技術の現状と課題 水田転換畑大豆における収量や品質の低下傾向、気象変動、品種等の現状と克服すべき問題について解説する。 講義 大豆生産安定研究チーム長島田信二
15時35分

17時00分
水田排水技術 水田の排水技術について土壌との関連、明渠、弾丸暗渠などの施工法、本暗渠の管理法について解説する。 講義 田畑輪換研究チーム(北陸)上席研究員足立一日出
7月4日
火曜日
9時00分

10時00分
我が国の大豆品種の現状 品種の選定:現行の大豆品種について地域別にその特性を解説するとともに、品種開発の現状と将来の方向を紹介する。 講義 作物研・大豆育種研究チーム上席研究員羽鹿牧太
10時10分

12時00分
播種作業技術(不耕起播種、耕うん同時畦立て播種、浅耕同時作溝播種) 播種作業技術(不耕起播種、耕うん同時畦立て播種、浅耕同時作溝播種):大豆300A研究センターで開発した播種作業技術について、現地における成績を中心に紹介する。 現地研修 関東東海水田輪作研究チーム主任研究員浜口秀生、
北陸水田輪作研究チーム長細川寿、
水田輪作研究東海サブチーム長渡辺輝夫
13時00分

17時00分
見学 つくば市近郊の不耕起栽培大豆圃場を見学するとともに、不耕起、浅耕同時作溝播種、耕耘同時畝立て等の作業機の実演を行う。 現地研修 同上
7月5日
水曜日
9時00分

10時00分
大豆の高品質収穫・乾燥調整技術 コンバイン収穫技術や大豆の調製技術について解説する。 講義 バイオマス資源循環研究チーム主任研究員梅田直円
10時10分

11時10分
雑草防除技術 耕種的雑草防除法及び除草剤の効果的な利用法や、近年問題となっている難防除雑草についても解説する。 講義 雑草バイオタイプ・総合防除研究チーム上席研究員浅井元朗
11時10分

12時00分
ダイズの主要病害とその防除 大豆栽培において問題となる主要な病害の防除法を解説する。 講義 病害抵抗性研究チーム長藤田佳克
13時00分

14時00分
虫害防除技術 大豆栽培で大きな問題となっているカメムシ、ハスモンヨトウ、フタスジヒメハムシ、わい化病媒介アブラムシなどを中心に解説する。 講義 総合的害虫管理研究チーム上席研究員守屋成一
14時00分

15時15分
総合討論
討議 関東東海水田輪作研究チーム長渡邊好昭
15時15分

15時45分
閉講式


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課題名

水稲の高品質生産、飼料イネ生産を支える最新技術

内容

登熟期の高温障害、斑点米カメムシによる品質低下等の問題への対応、飼料イネの新品種育成及び栽培・収穫調製技術開発、イネ遺伝子組換え技術に関する開発等、水稲作に関わる諸問題と開発技術の現状等の最新情報等について現地見学や意見交換会を含めた研修を行う。

月日 時間 研修科目 内容 方法 講師等
7月25日
火曜日
13時10分

13時40分
開講式
連絡
中央農業総合研究センターの概要、研修受講上の留意事項、その他連絡事項等    
13時40分

15時00分
登熟時の高温障害対策技術 高温に伴う白未熟粒発生等品質低下に関する要因の解析と北陸における対応策 講義 北陸大規模水田作研究チーム上席研究員松村修
15時15分

17時00分
話題の新品種(飼料イネを含む) 直播適性品種、成分等に特徴ある品種、稲発酵粗飼料用品種等の北陸での開発状況を中心とした品種育成の展望
圃場見学も含む
講義、
圃場見学
低コスト稲育種研究北陸サブチーム長三浦清之
7月26日
水曜日
9時00分

10時20分
イネ遺伝子組換え技術の現状と課題 北陸研究センターで実施中の遺伝子組み換えイネ開発研究の内容とこれまでの経過 講義 稲遺伝子技術研究北陸サブチーム長矢頭治
10時30分

12時00分
遺伝子組換え技術開発研究の進めかた 実験施設、隔離温室、隔離圃場の見学等による研究の進め方と課題に関する実地説明 施設見学 稲遺伝子技術研究北陸サブチーム長矢頭治
13時00分

14時00分
マルチラインの効果的利用 イネいもち病抵抗性に関するマルチラインの持続的な利用のための課題 講義 病害抵抗性研究チーム上席研究員平八重一之
14時00分

15時00分
斑点米カメムシ対策技術 斑点米カメムシの発生生態と情報化学物質を活用した発生予察・防除技術開発研究の内容 講義、
実習
斑点米カメムシ研究チーム上席研究員樋口博也
15時15分

16時15分
日本型精密農業のための素材技術 収量コンバインや群落葉色計等収量、品質の高精度管理のための素材技術の開発状況 講義 北陸大規模水田作研究チーム主任研究員帖佐直
16時15分

17時00分
環境保全型稲作研究の圃場試験について マルチライン、斑点米カメムシ、高精度管理に関する圃場試験等を紹介 圃場見学 病害抵抗性研究チーム、斑点米カメムシ研究チーム、北陸大規模水田作研究チーム
7月27日
木曜日
9時00分

10時30分
飼料イネ栽培技術研究の現状 飼料イネの低コスト栽培技術と効率的な収穫調製に向けた技術開発状況 講義 北陸大規模水田作研究チーム長湯川智行
10時45分

17時00分
飼料イネ栽培、収穫調製技術の現地試験紹介 ロールキャリア等収穫調製技術を現地において紹介。 実地研修 北陸大規模水田作研究チーム
JA越後さんとうにおける高品質米生産の取り組み JA越後さんとうにおける衛星画像を用いた高精度管理について現地で実施状況等を解説 実地研修 JA越後さんとうこしじ中央支店営農推進課長(予定)
7月28日
金曜日
9時00分

11時50分
総合討論 今後の稲作技術の展開方向について意見交換
参加者より各県、地域における水稲作の問題点と解決すべき課題に関するレポート発表等
討論 研究管理監、講師(一部を除く)
11時50分

12時00分
閉講式


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