中日本農業研究センター

技術適用研究チーム

関東以西の温暖な地域の米の生産現場では、地球温暖化の進行に伴い、2度の田植えで2度の収穫を行う通常の二期作には取り組めないものの、1度の田植えで2度の収穫を行う再生二期作に取り組めるようになりました。農研機構が確立した良食味多収水稲品種を活用した再生二期作技術では、一期作目において苗を早い時期に移植し、地際から高い位置で刈り取ると、食味の良い米が多収穫できます(特許第7504505号)。再生二期作に取り組み始めた米の生産現場では、二期作目で240kg/10aの多収が得られた優良事例があるものの、その半分程度の収量しか得られなかった事例もあります。そこで、当研究チームでは、二期作目の安定生産を通じた再生二期作技術の更なる普及拡大に向け、各地において水稲の再生二期作で良食味多収が得られる品種の選定、自脱型コンバインでも二期作目をロスなく収穫できる品種の選定、二期作目のイネカメムシ防除技術の開発や、二期作目の生産費及び収益性の解明等に取り組みます。

一期作目の収穫期
ひこばえ
二期作目の登熟期

メンバー