中央農業研究センター
興農会事務局
1. 研究会趣旨
水田作においては、水稲の高品質米や業務用米等の多様な需要に対応して、用途に応じた高度な栽培管理が行われています。また、麦類や大豆等の国内需要に対しても田畑輪換等により水田作での畑作物栽培が取り組まれており、大幅な規模拡大にも大きく貢献しています。しかし、水稲では大幅な気象変動による減収や品質の低下、特定雑草の繁茂による異物混入の問題、畑作物においても需要に応えるだけの生産量を確保できない等、様々な問題が生じています。
そこで、近年の水田作における課題について、研究者より発生状況を報告するとともに、対応について現場の生産者からの意見や要望等を交えて、参加者で積極的な情報交換をしたいと思います。
また、第2部では、興農会会員から本年の営農の状況について、とりわけ本年は大幅な気象変動や甚大な気象災害を受けたことから、現場の状況や課題を報告していただき、参加者間で意見交換を行います。
興農会に参加されています農業者の方々はいずれも関東近辺で水田作を主体に大規模かつ先進的な経営を実践されている方ばかりですので、現場の生産者の生の声を聞く絶好の機会かと思います。なにかと多忙な時期ではありますが、ぜひ、ご出席いただきますよう、ご案内致します。
なお、参加希望の方は、準備の都合もありますので、12月2日(月曜日)までに、電子メールかFAXにて、興農会事務局までご連絡いただきますようお願いいたします。
2. 開催日時
令和元年12月9日(月曜日)13時00分~17時30分
3. 開催場所
農研機構第1本館1階大会議室(茨城県つくば市観音台3-1-1)
4. 次第
開会挨拶(13時30分~13時35分)
第1部 研究会(13時35分~15時20分)
テーマ「近年の水田作の生産現場における課題と対応について」
- (1)「近年の気象変動の特徴と水稲への影響(仮)」
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桑形 恒男・吉本 真由美・石郷岡 康史(農業環境変動研究センター気候変動対応研究領域)
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- (2)「雑草イネの防除技術について(仮)」
- 今泉 智通(中央農業研究センター生産体系研究領域)
- (3)「診断に基づく大豆栽培改善技術導入支援マニュアルの紹介(仮)」
- 大野 智史(中央農業研究センター 土壌肥料研究領域)
(休憩:15時20分~15時30分)
第2部 今年の営農を振り返って(15時30分~17時30分)
興農会参加農業者の方々からの報告
総合討議(第1部、第2部をまとめて)
参加ご希望の際は、お名前、ご住所、連絡先(メールか電話)を下記の興農会事務局までご連絡下さい。