2020年ノーベル化学賞受賞に象徴されるように、近年、ゲノム編集技術は急速な進歩を遂げ、作物品種改良への適用が大いに期待されています。当領域では、ゲノム編集作物の実用化による生産性向上と高付加価値食品の供給及び輸出拡大に向け、精緻な作物ゲノム編集技術を開発するとともに社会受容性のあるゲノム編集作物を創出します。 特に、以下の重点課題を目標に研究を推進し、ゲノム編集作物の実用化を目指します。
- 各種ゲノム編集酵素を作物に適用し、自在な改変を可能に
- ゲノムの多領域を同時に改変する技術の開発
- ゲノム編集による発現調節技術を開発し、精緻な形質デザインを実現
- 独自のゲノム編集酵素デリバリー技術を開発し、広範な作物のゲノム編集を可能に
- 社会受容性のある画期的なゲノム編集作物を創出し、野外栽培によって特性を評価
- ゲノム編集技術に対する国民理解を醸成
