優れる「紅みのり」
本グループでは、地球温暖化に対応するとともに省力的な栽培が可能である高品質なリンゴ品種の開発を行っています。あわせて、リンゴ台木品種の開発や新たな特性を導入するための研究にも取り組んでいます。
リンゴ品種の開発においては、これまでに18品種を育成してきました。近年では、高温条件下でも果皮の着色に優れる「紅みのり」および「錦秋」、ならびに円筒形の樹形(カラムナー性)を示し、省力的な栽培管理を可能とする「紅つるぎ」を育成しています。今後は、これらの品種とは異なる収穫時期や病害抵抗性といった、新たな特性を備えた品種の育成を目指しています。
リンゴ台木品種の開発においては、これまでに挿し木繁殖が可能なわい性台木「JM7」など5品種を開発してきました。現在は、「JM7」の特長を継承しつつ、さらに土壌病害である根頭がんしゅ病に対する抵抗性を有する品種の開発に取り組んでいます。
また、カラムナー性や香気、病害抵抗性などの重要形質について遺伝様式の解明を進めるとともに、個体選抜の効率化を目的としたDNAマーカーの開発にも取り組んでいます。


可能となる「紅つるぎ」

DNAマーカーの開発