農村工学研究部門

農村工学研究部門メールマガジン

メールマガジン第35号(2013年2月号)

目 次

1)トピックス
■福島県から農業生産基盤の震災復旧・復興支援要請
2)水土里のささやき
■農村工学専門技術研修の講義資料をひもといて
3)農村工学研究所の動き
■平成24年度 農村工学関係研究行政技術協議会の開催
■平成24年度 農村工学試験研究推進会議の開催
4)ズームイン
■ベスト新分野開拓賞の受賞
5)農村の草花
■ヨーロッパからやってきた早春の日だまりに咲く可愛らしい花
- オランダミミナグサ -

6)研究者の横顔

■竹村 武士(たけむら たけし)

1)トピックス

■福島県から農業生産基盤の震災復旧・復興支援要請

福島県では、警戒区域の見直し後、避難指示解除準備区域の災害査定を行いながら、農地・農業用施設の本格的な復旧・復興の段階に移行しています。これを節目とし、平成25年1月25日付けで、当県農林水産部から農工研に、幅広い技術支援の要請がありました。

農工研では、発災以降、当県の藤沼ため池の決壊や放射能汚染農地等に関わる支援を行ってきましたが、被災現場には農業生産基盤の復旧に係る技術的課題が山積しています。

以上のような経緯を踏まえ、2月4日に、福島県庁において、当所の高橋順二所長から福島県の畠利行農林水産部長へ、今後とも積極的に支援を行っていく旨の回答書が手交されました。

企画管理部 業務推進室長 白谷栄作

(回答文書手交の模様)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/35/01-01.pdf

 

2)水土里のささやき

■農村工学専門技術研修の講義資料をひもといて

農工研が実施している施設保全管理研修の受講生(関東農政局 柏 光浩様)から、当時使った研修テキストが、業務を遂行する上で大変役立っているという便りが届きました。

研修の講師と研修を運営する者にとって、これ以上の喜びはありません。これを励みとして、農村工学専門技術研修の更なる質の向上に努めて参ります。全国各地の技術者皆様! 大勢の方のお越しをお待ちしております。

技術移転センター 技術研修課教務指導チーム長 大勝 学


(受講生からの便り)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/35/02-01.pdf
(施設保全管理コースのPR版)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/35/02-02.pdf

 3)農村工学研究所の動き

■平成24年度 農村工学関係研究行政技術協議会の開催

2月1日に、農林水産省にて、標記の協議会が開催されました。今回は、行政(課長補佐クラス)と研究(上席研究員)の実務者ら59名が一堂に会しました。

農工研の研究成果が、行政施策や事業を通じて現場に効率的・効果的に受け渡されるように、行政側に評価していただいたり、行政側にPRしたりするなど、とても重要な行事となっています。

企画管理部 業務推進室 企画チーム長 芦田敏文

(会議の模様)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/35/03-01.pdf

 

■平成24年度 農村工学試験研究推進会議の開催

2月15日に、標記の会議が農工研で開催され、農村工学研究に関係 する行政部局、他の試験研究機関・団体等から55名の出席があり、 活発な議論が交わされました。

企画管理部 業務推進室 企画チーム長 芦田敏文

(会議の模様)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/35/03-02.pdf

 4)ズームイン

■ベスト新分野開拓賞の受賞

つくば国際会議場にて開催(平成25年1月22日)された「SATテクノロジー・ショーケース2013」において、当所農地基盤工学研究領域の森山英樹主任研究員が発表した『2012年5月6日の竜巻によって被災したパイプハウスの実態調査』が、来場者の投票でベスト新分野開拓賞を受賞しました。

竜巻が及ぼす強風の被害の状況を、科学的に分かり易く表現したポスターが来場者に好評でした。今後とも、このような出展の機会を利用し、一般市民らとのコミュニケーションに努めて参ります。

技術移転センター 移転推進室長 寺村伸一

(発表の模様)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/35/04-01.pdf
(受賞ポスター)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/35/04-02.pdf

 

 5)農村の草花

■ヨーロッパからやってきた早春の日だまりに咲く可愛らしい花-オランダミミナグサ-

この冬は寒い日が続きましたが、立春を過ぎ、ようやく暖かい日も訪れるようになりました。春の日差しに5枚の白い花びらを広げているオランダミミナグサの故郷は、その名にあるように、ヨーロッパですが、在来のミミナグサもあることをご存じですか。

農村基盤研究領域 資源評価担当主任研究員 嶺田拓也

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/35/05-01.pdf

 

 6)研究者の横顔

■竹村 武士(たけむら たけし)

さわやかな笑顔が印象的な資源評価担当の竹村武士さんは、農業・農村における生態系や生きものへの理解と保全のため、これらを評価する数理モデルの開発に向け研究を進めておられます。
研究に対する責任感や粘り強い姿勢を持ちつつ、それを楽しまれるバイタリティーあふれる方です。
(他己紹介:折立文子)

(自己紹介)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/35/06-01.pdf

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