農村工学研究部門

農村工学研究部門メールマガジン

メールマガジン第59号(2015年2月号)

目 次

1)トピックス
■「農地や環境中の放射線を迅速に測定する装置の開発-除染の効果を的確に評価-」をプレスリリース
■農村工学研究所研究本館耐震改修工事が竣工
■農業経営者大学校の学生さんが見学に見えました
■農工研メルマガ会員2,000名を突破

2)イベント情報
平成27年度一般公開のお知らせ
■第3回国連防災世界会議(3/14~18)シンポジウム

3)農工研の動き
■平成26年度研究行政技術協議会の開催報告
■平成26年度農村工学試験研究推進会議・地域連携研究会の開催報告
■第9回日韓農業農村振興実務者ワークショップに参加
■平成27年度農村工学技術研修の実施方針

4)農村の生き物
■農村のカエル ~ニホンアカガエル~

5)研究者の横顔
■有吉 充(ありよし みつる)

1)トピックス

■「農地や環境中の放射線を迅速に測定する装置の開発-除染の効果を的確に評価-」をプレスリリース

2月5日に、農工研の最新の研究成果である「農地や環境中の放射線を迅速に測定する装置の開発」をプレスリリースしました。本成果は、除染前や除染後の放射性物質の分布を迅速・簡単に把握することを目的に農地やその周辺に含まれる放射線を離れた位置から迅速に測定するための装置を開発したものです。
詳細は、関連URLよりご覧ください。

(プレスリリース)
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/nkk/055800.html
 

■農工研研究本館耐震改修工事が竣工

平成26年3月17日に着工した、研究本館耐震改修工事が、平成27年1月30日に無事竣工しました。

管理課 資産管理チーム 稲垣正史

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/59/01-02.pdf
 

■農業経営者大学校の学生さんが見学に見えました

2月4日(水)日本農業経営大学校の学生17名が引率の先生2名とともに農工研を見学されました。次世代の農業経営者を目指し勉強されております。生産基盤に直結する地下水位制御装置(FOEAS)と農家自身が行う地下排水改善の技術カットドレーンを中心に見て頂きました。

企画管理部 情報広報課 小倉 力

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/59/01-03.pdf
 

■農工研メルマガ会員2,000名を突破

平成22年4月から発行しているメルマガは、読者の皆様に農工研の研究成果・活動を分かり易く発信するとともに農工研と会員の双方向のコミュニケーションツールとしての観点から情報を幅広く提供してきました。この度、お陰様をもちまして平成27年2月に2,000名を突破しました。2,000人目は、水土里ネットやまなし総務部総務課の川崎真悠子さんでした。2,000人目を記念としてメルマガ編集事務局から川崎さんに証明証とささやかな記念品を贈呈しました。
なお、水土里ネットやまなしさんでは、今年度は、第37回全国土地改良大会 山梨大会が開催され、全国より多数の方が参加されました。パネル展示では、本研究所(資源情報)が山梨で実証実験を行っている「地域雨量の自主観測システム」コーナーに来場者の高い関心が寄せられていました。本年度も引き続き実証実験が行われます。
メールマガジンでは来年度からも様々な新企画で内容を益々充実させていきますので、今後も宜しくご愛顧下さい。
証明証授与の詳細は、以下の資料をご覧下さい。

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/59/01-04.pdf
 

2)イベント情報

■平成27年度一般公開のお知らせ

筑波学園都市での「科学技術週間」に併せ、農工研では、農村の未来を拓く~新しい技術の創造~のテーマのもと、下記の日程で一般公開を行います。今年も茨城県農林水産部農地局と共催した展示も行います。
皆様のご来所をお待ちしています。

4月17日(金)午前10時~午後4時
4月18日(土)午前10時~午後4時 (食と農の科学館での開催)

(主な内容)

  • 地震がどう伝わるか見てみよう
  • 発泡スチロールを使ってコンクリートの強さを実験しよう
  • 大型風洞装置を使った気流の実験
  • 味で体感!お米の塩害
  • 地図でタイムスリップ
  • 春の草花を使ったしおりづくり
  • 研究成果内容紹介パネル、模型の展示
  • 茨城県内の美しい農村の姿と茨城県と農工研の協力展示
  • スタンプラリーなど

企画管理部 情報広報課長 浜田善幸

 

■第3回国連防災世界会議関連事業 農業・農村の強靱化シンポジウムの開催

3月14日(木)から18日(土)の期間、仙台市内において第3回国連防災世界会議が開催されます。農工研は関連イベントとして東北農政局等と共催で「東日本大震災を踏まえた防災・減災に資する農業・農村の強靱化シンポジウム」を開催します。本シンポジウムの目的は、東日本大震災からの農業基盤の復旧・復興状況と被災地農業の復活を発信し、震災被害及び復興から得られた教訓を国内外の農業・農村の防災・減災対策に活かすことです。また、この期間2ヶ所でパネル展示を行います。

日時:平成27年3月17日(火曜日) 13:00~16:00
場所:AER TKPガーデンシティ仙台 ホールD
主催:農林水産省東北農政局、(独)農研機構農村工学研究所、仙台市、宮城県、宮城県土地改良事業団連合会

防災研究調整役 鈴木尚登

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/59/02-02.pdf

 

3)農工研の動き

■平成26年度 農村工学関係研究行政技術協議会の開催報告

1月30日に農林水産省にて、標記の協議会が開催されました。今回は、行政(課長補佐クラス)と研究(上席研究員)の実務者ら54名が一堂に会しました。
農工研の研究成果が、行政施策や事業を通じて現場に効率的・効果的に受け渡されるように、行政側に評価していただいたり、行政側にPRしたりするなど、とても重要な行事となっています。

企画管理部 業務推進室 企画チーム 田中良和

■平成26年度「農村工学試験研究推進会議」「地域連携研究会」の開催報告

2月18日に、東京大学弥生講堂セイホクギャラリーにおいて、「平成26年度農村工学試験研究推進会議」、「平成26年度地域連携会議」を開催しました。
農村工学研究に関係する行政部局(地方農政局等を含む)、他の試験研究機関・団体等から58名の出席があり、行政部局、他独法及び団体との連携・協力、及び行政の現場における技術的課題への対応等に関して活発な意見交換が行われました。このような仕組み等を通じて、当所の研究成果を迅速に現場へ受け渡して参ります。

企画管理部業務推進室企画チーム 田中良和

■第9回日韓農業農村振興実務者ワークショップに参加

平成18年度より日本及び韓国の農業農村振興に関わる実務者の技術的な交流による双方の技術力の向上を図ることを目的に、年に1度日韓交互にワークショップが開催されています。第9回となる今回は「最近の農業農村開発に係る技術・施策」をテーマに韓国において開催され、農工研からは2名の研究者が参加し、話題提供を行いました。韓国とは、農業水利施設の老朽化や耕作放棄地の増加など農村地域が抱える課題において共通点が多く、相互に活発な議論が行われました。

農村基盤研究領域 資源情報担当主任研究員 栗田英治
資源評価担当主任研究員 芦田敏文

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/59/03-03.pdf

 

■平成27年度農村工学技術研修の実施方針

農村工学の技術に関する基礎的、応用的な知識の修得を目的とする農村工学技術研修では、平成27年度は研修生が受講しやすく、業務に即した実践的な内容となるように研修期間の見直しや科目の充実を図り、基礎技術では4コース、中堅技術3コース及び専門技術11コースの開催を予定しています。
それぞれの研修概要は、下記の「平成27年度農村工学技術研修について」、「研修内容の紹介」をご覧ください。

技術移転センター 技術研修課 教務指導チーム長 直江次男

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/59/03-04-01.pdf
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/59/03-04-02.pdf

 

4)農村の生き物たち

■農村のカエル ~ニホンアカガエル~

啓蟄(けいちつ 3月6日)は、土の中で冬眠していた虫やカエルが、そろそろ春を感じて動き始める頃とされます。まだまだ氷が張るような寒い環境の下で、ニホンアカガエルは里山から水田に来て、産卵をします。 

資源循環工学研究領域 生態工学担当研究員 渡部恵司

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/59/04-01.pdf

 

5)研究者の横顔

■有吉 充(ありよし みつる)

長身で細身な出で立ちで、いつも冷静に仕事をこなす有吉充さん。大学から一貫してパイプラインの耐震やストマネの研究に取り組んでいます。小学校からサッカークラブで活躍し、就職してからも地域のサッカーチームで汗を流すスポーツマンですが、二人のお子さんに恵まれてからは、サッカーを控え、子育てに積極的にかかわっています。“イクメン”へと転身を遂げた、良いお父さんです。
(他己紹介: 岩田幸良)

(自己紹介)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/59/05-01.pdf

 

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