農村工学研究部門

農村工学研究部門メールマガジン

メールマガジン第110号 (2019年5月号)

目次

1)トピックス
2)イベント情報
3)新技術紹介
4)研究ウオッチ
5)農村工学研究部門の動き
6)技術研修室より
7)つれづれなるままに
8)海外を旅する人へ-海外渡航ベテランからの一言-
9)こんにちは農業農村
10)農村の草花
11)研究者の横顔

1)トピックス

■奥島前農業施設ユニット長が日本農業工学賞を受賞

5月15日、奥島里美(前 農村工学研究部門農地基盤工学研究領域農業施設ユニット長)が「園芸施設内部の気流と環境制御に関する研究」で日本農業工学会賞を受賞されました。

 技術移転部長 梶原義範

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2)イベント情報

■2019防災産業展 in 東京に出展します(おしらせ)

6月5日(水)~6月7日(金)に東京ビックサイトにおいて「2019防災産業展 in 東京」が下記のとおり開催されます。当部門からは「ため池防災支援システム」等、農研機構における防災・減災技術の開発と災害対策支援を出展の予定です。

テーマ: 安全・安心な住・生活環境を実現する
会 期: 6月5日(水)~7日(金) 10時00分~17時00分
会 場: 東京ビッグサイト青海展示棟Aホール
入場料: 1,000円(※事前登録者、招待券持参者は無料)

 技術移転部長 梶原義範

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3)新技術紹介

■知的財産情報(14)「管体」が登録されました

農研機構と国立大学法人 新潟大学が出願した以下の発明が、登録されました。

興味のある方は、「特許情報プラットフォーム(J-Plat Pat)」からご覧ください。

【特許番号】特許第6497693号
【登録日】平成31年3月22日(2019.3.22)
【発明の名称】管体

 技術移転部 移転推進室交流チーム長 猪井喜代隆

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■知的財産情報(15)「排水装置」が登録されました

農研機構と株式会社クボタケミックスが出願した以下の発明が、登録されました。

興味のある方は、「特許情報プラットフォーム(J-Plat Pat)」からご覧ください。

【特許番号】特許第6504398号
【登録日】平成31年4月5日(2019.4.5)
【発明の名称】排水装置

 技術移転部 移転推進室交流チーム長 猪井喜代隆

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■知的財産情報(16)「農地土壌に含まれる汚染物質の回収装置」が登録されました

農研機構とDOWAエコシステム株式会社が出願した以下の発明が、登録されました。

興味のある方は、「特許情報プラットフォーム(J-Plat Pat)」からご覧ください。

【特許番号】特許第6508822号
【登録日】平成31年4月12日(2019.4.12)
【発明の名称】農地土壌に含まれる汚染物質の回収装置

  技術移転部 移転推進室交流チーム長 猪井喜代隆

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4)研究ウオッチ

■シリーズ「測る」流量を測る-その2-

「流量」は農業土木関係の技術者の方にとっては馴染み深い言葉ですが、意外と測るのは大変なものであり、一般の方には意外と馴染みのないものです。これを「測る」ことについて2回に分けて書く2回目です。技術者の方には再認識して頂ける点があれば、一般の方には流量というものに少し馴染みを持って頂ければ嬉しく思います。今回は、流量を測る「難しさ」について書いてみます。

 水利工学研究領域 施設水理ユニット長 島崎昌彦

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5)農村工学研究部門の動き

■平成30年度農村工学研究部門運営委員会(報告)

5月20日(月)に、TKP神田ビジネスセンター会議室で平成30年度運営委員会を開催しました。当日は、委員の先生方5名に農村工学研究部門の平成30年度の業務実績についてご意見、ご指摘をいただきました。

  企画管理部 企画連携室長 小出水 規行

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6)技術研修室より

■令和元年の農村工学技術研修が始まりました

農村工学研究部門は、農村工学技術者の技術力向上と当研究部門の研究成果の普及を主な目的として農村工学技術研修を実施しています。

本年度は5月22日から24日の3日間にわたり行われた農村工学専門技術研修(ため池防災・減災技術)を皮切りに、令和元年の農村工学技術研修が始まりました。

 技術移転部 技術研修室

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7)つれづれなるままに

■とあるおっさんの四方山話 第17回
「山歩きの帰りに思うこと」

本メルマガ108号の本シリーズ第15回の「とあるおっさんの今の仕事とこれから」で書いたように、筆者は行ったことがない所に足で出かけることを楽しみとしている。その行き先として山にも出かける。

最近、山を歩いていて思うことの一つに、山から下ってくるとき、人里が近づいてくる感動をあまり感じなくなったということがある。単に歳をとって何事にも鈍感になっただけなのかもしれないが、どうも違う。仕事を離れての一日の山歩きの終わり、なにかほっとする気分を感じながら人里に帰り着く、そのとき感じることをつれづれなるままに記してみる。

 とあるおっさん

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8)海外を旅する人へ-海外渡航ベテランからの一言-

■第6回 「マレーシア旅行で大トカゲ出現」

 とあるかかしさん

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9)こんにちは農業農村

■ため池百選(20)茨城県稲敷郡阿見町「神田池」

ため池百選とは、農業者の減少、高齢化の中で管理が難しくなりつつあるため池について、その歴史や多様な役割、保全の必要性を国民の皆様に理解いただく契機とするため、農業用の水源として秀でた特徴を有する全国のため池100地区を「ため池百選」として選定したものです。

このメルマガでは北から順番に紹介していますが、第20回目の今回は茨城県稲敷郡阿見町にある「神田池」を紹介します。

神田池は江戸時代、地元の集落民が、新田開発(14ha)のため谷津に堤を築き、周辺林からの湧水を溜めたものです。明治から大正期にはコイの養殖場として利用されていましたが、その間も3年ごとに水門を開けて「池流し」等の管理が行われていました。現在は周辺の水田の農業用水として利用されています。

 (農林水産省ホームページより引用)

 技術移転部長 梶原義範

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10)農村の草花

■田んぼに浮かぶコケだけど虚仮にしないでね!  ~イチョウウキゴケ~

各地の水田では田植えも終わり、イネがすくすくと育ち始めた頃でしょうか。田んぼの水面に浮かぶウキクサをよく見てみると、ちょっと変わった形のウキクサを見つけることがあります。このイチョウウキゴケ、非常に珍しい水面浮遊性のコケであるとともに、かつては全国の田んぼから姿を消してしまっていたことも知っていますか。

 水利工学研究領域 水域環境ユニット上級研究員 嶺田拓也

(関連資料)

11)研究者の横顔

■北村浩二(きたむら こうじ)

この度、3度目の在籍になる北村さん。フランクで人懐っこい人柄は、たくさんの海外勤務(5か国12年間)と特異なキャリアをお持ちゆえに醸し出されているのかもしれません。とりわけ経営学やファイナンスという農業土木ではなじみの少ない切り口から、多くの研究実績をものされており、農工研では手薄なマネジメント分野研究を先導していただいています。細身で華奢な外見の内側は、散歩と水泳のたゆまぬフィットネスによるもののようですが、お酒の量は気になるところ。ランディ・バースの待ち受け画面、正真正銘の"おやじ世代"です。

  (他己紹介)重岡 徹

(自己紹介)

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