農業機械研究部門

国際標準・土地利用型作業グループ

現在、様々な営農管理情報システムが展開され、生産現場での導入・普及が進んでいます。農業者はこれらを用いて日々の作業内容等各種データを蓄積・分析し、栽培状況の把握や作業計画の最適化、リスク対応など「データに基づくPDCA型農業」を構築し、生産・経営改善を図ることができます。今後はロボット農機を含む各種農機とのデータ連携によるPDCA型農業を実現すべく、併せて市場拡大を目指して異なるシステム間での営農データ交換仕様の国際標準化を推進します。一方、これまで開発を進めてきたレベル3の遠隔監視による完全無人化に向けては、監視者が目視できない条件下で無人のロボット農機がほ場間を移動しながら、連続的かつ安全に作業できる技術を確立し、早期の社会実装を目指します。さらに、ロボット農機を基軸とする高度運用技術・体系化の一環として、作業機の自動着脱技術及び大区画ほ場を想定した自動均平作業技術の構築に取り組みます。

ほ場内作業を終えて自動で農道走行へ

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