農業機械研究部門

知能化農機研究領域

大規模な経営体への農地集積が急速に進む中、農業現場の飛躍的な省力化、生産性向上が急務です。一方、1ha以上の経営大規模化が進む施設園芸においては、生産コストの約3割を人件費が占めており、作業の効率化による経営改善が求められています。
当領域では、こうした日本農業の様々な課題解決のツールとして、以下の技術開発に取り組んでいます。

  • 国際標準化を視野に入れた営農データ交換仕様の策定と知能化農機の運用
  • 土地利用型農作業の知能化モデルの構築
  • 施設園芸における栽培労務管理の最適化
  • 果菜類の作業管理ロボットシステムの開発

これらの社会実装化に向けては、関係行政部局や団体、民間企業、生産者等との連携・協力を通じて、農業・食品分野における「Society5.0」の早期実現を図ります。

知能化農機の高度運用に向けた取組み

領域長

林 和信(はやし かずのぶ)

主席研究員

八谷 満(はちや みつる)

所属研究グループ